湧いてくる欲求に、できるだけ従うことを大切にしている。

これまで、欲求が湧いてきたとしても

「何でそんなことがやりたいの?」
「そんなのやって意味あるの?」
「誰が得するの?」
「やるんだったら続けなきゃいけない」

って、自分で自分をイジメていた。

頭の中のもう一人の自分が、やりたいことをやらせない。

まるでモラハラ男のようなもう一人の自分がいた。

このモラハラ男の声にいつも負けて、窮屈な人生を送っていた。

それなりにメリットがあって、モラハラ男を頭の中に飼ってたわけだけど、もういらないや。

ってことで、モラハラ男がつぶやいても、「はいはい」と一旦脇においてる。

自分の可能性をもっと引き出したいし、どんどん新しい自分に会いたい気持ちが大きくなってきている。

今大切にしていることは、

自分の欲求をキャッチできるようになること。

キャッチできたら、お試しレベルでもいいからやってみること。

この2つ。

最近湧いてきた欲求は、『水墨画を書いてみたい』だ。

なんで?(笑)

理由なんてどうでもいい。だってやってみたいんだもん。

ってことで、水墨画風に描けるのペンと、スケッチブックを買った。

そもそもボクは、何を描きたいのかもわからないのだけれど、その時の衝動に従って描いている。

しばらく続けてみて思ったのは、何でもいいから「描く」ことがやりたかったんだなと。

描いている時って、無邪気さが湧いてくる。誰かに見せるわけでもないから、気にならない。

これって今思えばだけど、子どもの頃の欲求が満たせていなかったんだよね。

5才の頃、幼稚園ではじめてクレヨンでお絵かきしたとき、先生に、

「何の絵?はなくそみたいに小さく描いてもつまらないよ」

と言われて、絵を描くのが嫌になった。

それからというもの、絵を描くときは、周りの人の絵をチラ見して、なるべく大きく違わないように、似せて描くことをずっとやってた。

だから、『思うように描きたい』という欲求があったんだなと思っている。

大人になった今、湧いてくる欲求に従うって、自分を癒やすことにも繋がるんだなと感心している。