仕事をする上で、「循環」というキーワードを大切にしている。
つまり、「与える」と「受け取る」を回し続けること。
この世界って、完全にバランスがとれていると思っている。
ビジネスが軌道に乗り出したのは、あきらめずにコツコツやってきたこともあるけど、このバランスの感覚がなんとなくわかってきたからのように思える。
ビジネスは、かなり「与える」エネルギーを発揮していく。
自分が持っているノウハウ、最新情報、メソッドなどをどんどん与えることで、人の役に立つことができる。
そんなの当然のことだから、どんどん与えるけどまったく成果が出ないときがあった。
「こんなに頑張ってるのに」
「これだけ無料で教えてるのに」
”脳内ひとり言”はこんな感じだったかな。
一方で、どれだけ受け取っていたかをまったく考えていなかった。
ある日、知り合いの講座に参加したとき、感謝のワークというのがあった。
普段の生活で、当たり前のように食べているもの、使っているものに感謝するワークだった。
目の前にスマホがあったから、スマホに感謝するワークをやった記憶がある。
どんなワークかっていうと、このスマホってどれだけのエネルギーをかけて僕の手元にやってきたかをイメージするんだ。
ジョブズがアイデア出して、
Appleスタッフが形にして、
WEBサイトが作られ、
工場で製造され、
輸送され、
店舗で販売され、
かなり端折っても、これだけの工程とかなりの人数が関わってくれたおかけで、今手元にあることに驚かされた。
どんだけの人が関わってんだよ
どんだけのエネルギーが乗ってんだよ
もちろん、スマホだけじゃない。
蛇口をひねれば水が飲める。
上下水道を整え、
配管を整備し、
蛇口を設置し、
僕の喉を潤す。
エアコン、食べ物、家、情報・・・限りがない。
これだけのエネルギーが、僕に注がれていることをイメージすると感動で涙が出てくる。
どれだけ受け取っていたことか。
どれだけ受け取っていたことを見ようともせず無知だったことか。
僕の与える行為なんてちっぽけに思えて恥ずかしくなってたまらなかった。
与える:受け取る=1:99
いや、それ以上に受け取っているんじゃないかな。
この気付きから行動が変わってきた。
「発信して否定や非難されるのが怖い」
「おれの発信なんて誰も見てくれない」
そう思ってた自分が恥ずかしくなってきた。
これだけ受け取ってるのに、まったく与えようともしないオレってバカだなーって。
ブログ書いて、Instagramやって、ライブ配信やって、Zoomでセミナーやって、自然と与える行動が取りたくなってきた。
結果、ビジネスはものすごい短期間で軌道に乗った。
すでに、めちゃくちゃ受け取って、まったく与えていなかったことを自覚することで、循環を止めていたのが自分自身だったことがわかった。
『流れる川は濁らない』
美しい川でいるのか、
どぶ川でいるのか、
今この瞬間決めることができる。
やっぱり美しい川でいたい。
だから今日も与え続ける。