至極当然のことは声を大にして言うと名言っぽく聞こえる。
おそらく、当たり前の中に、人が生きていく上で大切な原理原則が隠れいているからかもしれない。
たとえば、「えっ?それ当たり前やん!」と言えるようなものを並べてみる。
「雨はいずれやむ」
「流れる水は腐らず」
「雲の上はいつも晴れている」
「ガソリンが入っていない車は走らない」
「光が強ければ影も濃い」
「ジャンプするためには一度かがまないといけない」
「夢は逃げない、逃げるのは自分」
「他人の人生を生きて時間を無駄にするな」
「必要ないものは手放すことよ」
「虹を見たければ雨をがまんしなくちゃ」
どうだろう。
見たり聞いたりした記憶の中から適当に並べてみた。
めちゃくちゃ当たり前でしょ?
でも、ハッとさせられるものがあったんじゃないかな。
こういうことにハッとさせられる私たちって、潜在的にこの世界に根付く原理原則を大切にしているし、普段忘れてしまっているってことなのかな。
普段忘れてしまっているけれど、でも、潜在的に原理原則を大切に感じている。
忘れてしまうのは現代社会を生きてて仕方がないことかもしれない。
でも、いつでもこの原理原則に戻ることに気づかせてくれるヒントは、この世の中に溢れているんじゃないかな。
つまり、意識を何にフォーカスするか。
これだけで実は人生って変わってくるのかもしれない。
スマホばかり見て、メディアやSNSの情報ばかりに意識をフォーカスするのか、
自然をふくむ外界にあるものに意識をフォーカスして、見て聞いて感じるのか。
原理原則は至極当然すぎて目の前を通り過ぎていくけれど、たまにはスマホから離れて、今起きていることや感じていることを声に出してみるのは良いかもしれないね。
「風が頬を撫でていく」
「雲があると眩しさが和らぐ」
「やわらかい地面と固い地面がある」
「風にも音がある」
至極当然のことは声を大にして言うと名言っぽく聞こえる。
それは、あなたにとって今必要な名言。つまり、あなたへのメッセージ。