ここ最近、劇的にビジネスのやり方が変わってきてる。
SNSやブログを発信して自分を認知してもらうことはこれからも大切なこと。
でも、未だにフォロワー数やバズる投稿にこだわったマーケティングをやってるひとり起業家が多すぎなんだ。
フォロワー数やバズるコンテンツにこだわった発信をしてる人たちが、今どういう状態か知ってる?
実は、ほとんど売上をあげることができていない。
“数”にこだわるあまり、SNS上だけで影響力を持ち、ビジネスにまったく結びついていない。
いくらバズったところでも、それが一過性なものだったら信頼は得られない。
ノウハウなどの価値提供系コンテンツを発信したとしても、そんなものネット上に無数にある。
たとえノウハウ系発信で人気が出ても、あなたではなく、ノウハウに価値を感じて繋がっているってことなんだ。
これからの時代、あなたの【ノウハウと相手】が繋がるよりも、
【あなたと相手】が繋がることが重要だ。
なぜならば、コロナによりひとり起業家が爆発的に増えて、ネット上に溢れるほど情報があるから。
これまで通りの発信をしていても、あなたは広い海の中の豆粒みたいなもので、相手に見つけてもらうことはめちゃくちゃ難しいだろうなぁ。
じゃ、【あなたと相手】が繋がるためにどうすればいいのか。
それは自分の“生き様”をそのまま発信していくことだ。
たとえば、
映画やドラマで人気があるのは”主人公が成長する物語”だよね。
主人公が平凡な生活の中、ある出来事が発生してどん底に突き落とされる。その逆境を乗り越え、様々なプロセスを経ながら成長していく物語。
面白い物語ほど、主人公は残酷だといわれるくらいの設定がされてある。それくらい物語にギャップがなければ人の心は動かされない。
ゲームも一緒。
ドラクエにしてもゼルダの伝説にしても、過酷な試練を経験しそれを乗り越えながら一歩一歩レベルをアップしていく。そして最後にラスボス倒して何ともいえない達成感を味わう。
プロフェショナル仕事の流儀、情熱大陸が人気なのも同じ理屈。成功している光の部分だけでじゃなく、悩みや葛藤の闇の部分も見せるからこそ人はそこに共感し人気があるんだろう。
実はSNSやブログを使った発信もこれらとまったく同じなんだ。
正直、光の部分だけの発信なんてつまらない。そんなコンテンツ見ても「あーそうですか」的な反応しか得られない。
ノウハウの発信だけだとしても【ノウハウと相手】が繋がるだけ。
どんなことを発信するかというと、
自分が今どんなことで苦しんでいて、どんなことで悩んでいて、何を見て考えて、何を見て感じて、何を体験して、そんな中でも成長していることを発信するんだ。
そんなこと言われてもなかなか難しいという声もいただく。
何が難しいかって?
それは、今どんなことで悩んだり苦しんでいるかを発信することだよね。
たとえばカウンセラーやセラピストの場合、
悩み苦しみから解放することや、さらに開花していく方へと導くことをサポートする仕事をしている。
だから発信も、相手にとっての理想の未来ばかりを発信しがちなんだ。つまりは、キラキラ系の発信。「わたしはもう心のクリーニングしたからハッピーだよ〜!」的なやつ。
そんなのもー、うんざり。。
そもそもカウンセリングやセラピーを生業にするのであれば、対象は現状どうにかしていきたいと思っている人だ。そんな人にキラキラ系を見せても「へー、そんな世界あるんだね」「あなたはいいよね」くらいが関の山。
そもそも現実として、カウンセラーやセラピストだとしても、みんなと同じように毎日毎日悩み苦しんでいる。
そうでしょ?(笑)
でも唯一言えるのは、どんな状況だったとしても今何が起きていて、それが何を意味していて、どうすれば乗り越えていけるかを知っていることだ。そうやって少しずつ「生きている」という実感を取り戻していく人生。
これが心のプロであるということ。
毎日キラキラしてて、常にハッピーなのが心のプロではないはずだよね。
ちょっと脇道それるけど、キラキラ系発信を見た人が、そんな人生に憧れて心の探求を始める。クリーニングクリアリングをしていくけど、まったくキラキラしたハッピー人生なんておとずれず挫折していくなんていう話もよく聞くよ。
閑話休題。
だから、あなたがプロとして悩んでいることも、落ち込んでいることも、うまくいっていることも、乗り越えているプロセスもぜーーんぶ発信するんだ。
僕だってうまくいかない時は「集客うまくいってない。。どうしたもんか・・・」なんてよく発信するし言ってる。
でもそこで終わらないのがプロなんだよ。そこから課題を見つけて改善し、それがまたうまくいかなくてもまた改善して、結果的にうまくいかせる。
大切なのは、相手(読者やファン)が思わず応援したくなる、あなたの【生き様】そのものを見せていくこと。
情報がめちゃくちゃあふれているネット情報時代は、一人で光だけを見せて虚勢を張って、表に見せている自分と本当の自分との間にできるギャップに苦しんで疲弊していく。
そんなナンセンスなやり方はもうやめよう。そんな人たくさん見てきたよ。もう見たくない。
あなたは映画の主人公。
生き様がビジネスで ビジネスが生き様なんだ