4年前、夏のある日、夢を見た。

大きくて体格がいい男性から、眉間に拳銃を突きつけられる夢。

少しでも動こうものなら、今にも撃たれそうで、ただ震えることしか出来なかった。

男性が眉間に拳銃を突きつけながら怒鳴りつけてくる。

男性「お前はそんなちっぽけな人間なのかい?」

男性「臆病でいっつも怖がってて、心のこと学んでカウンセラーになるんだって言っておきながら、何コソコソやってんだよ!!」

男性「なんで集客やんねーんだよ!!」

男性「なんでSNS発信しねーんだよ!!」

男性「そんなんだったら生きてる価値なんかねーから、お前の命をもっと真剣に命を燃やしたいやつに回すぞ!!!」

マジで怖ぇ〜。

どんどん圧が強くなって、眉間に押し当ててる拳銃がどんどん痛くなってくる。

山形「助けてくれ!オレにはまだやり残したことがあるんだ!この命だけは助けてくれ、まだオレは生きたいんだっ!」

恐る恐る目を開けて相手を見てみると、そこには僕自身が立っていた。

鬼の形相の自分がいた。めちゃくちゃ怖かった。え?おれ?って。

その瞬間ハッと目を覚ました。

「やり残したこと?おれのやりたいことってなんだろう」

命乞いのために、咄嗟に出た言葉だった。

夢の中だけど、でも、本気で真剣に「やり残したことがあるんだ!」と叫んでた。

それが何かはまだピンときてなかった。でも、たしかに「やり残したこと」があるのは間違いない感覚だった。

4年経った今でも、この夢はしっかり覚えている。

思い出すたびに、【今この瞬間の体験に集中しよう】と、気持ちをあらたにしている。