「頑張った自分にご褒美をあげたいのに、なぜか罪悪感で楽しめない…」
「リラックスしようとしても、いつも心がザワザワして落ち着かない…」
「幸せを感じることに、どこか後ろめたさを感じてしまう…」

もしあなたが、このような息苦しさを感じているなら、この記事(事例)はあなたのために書かれたものかもしれません。

ハートの音色(ねいろ)を奏でよう!Heartist 心理セラピストの山形竜也です。

今回は、フリーランスデザイナーとして活躍されながらも、長年「自分を大切にすることへの罪悪感」に苦しんでこられた佐藤恵さん(仮名・48歳)の事例をご紹介します。

佐藤恵さんの体験談(Q&A形式)

恵さんがどのようにして長年の苦しみから解放され、自分らしい笑顔を取り戻していったのか。その軌跡をたどりながら、あなた自身の心の解放へのヒントを見つけていただければ幸いです。

Q1. どのようなお悩み(主訴)を抱えていらっしゃいましたか?

フリーランスのウェブデザイナーとして独立して15年になります。おかげさまでクライアントにも恵まれ、仕事は常に忙しく、充実感もありました。周りからは「成功している」「デキる人」と見られていたと思いますし、自分でもそうあろうと必死でした。

でも、ずっと心の中にあったのは、「何か足りない」という感覚と、そして奇妙な「罪悪感」でした。特に、仕事が一段落して自分にご褒美をあげようとする時に、その罪悪感が強く顔を出すんです。

例えば、頑張った後に「少し贅沢なランチをしよう」と思っても、「こんなことにお金を使っていいのかな」「もっと節約すべきじゃないか」という声が頭の中で聞こえてきて、結局いつもの安い定食を選んでしまう。思い切って旅行の計画を立てても、準備段階から「本当に私が行っていいのだろうか」「夫は仕事をしているのに申し訳ない」という気持ちが湧いてきて、旅行中も心から楽しめないんです。温泉に入っていても、美味しいものを食べていても、どこか落ち着かず、常に仕事のことや家のことが頭をよぎって緊張していました。

「自分を大切にする」ということが、どうしてこんなに難しいんだろう、と。むしろ、自分を大切にしようとすればするほど、罪悪感と焦燥感が増していくような感覚でした。この感覚は昔からあって、まるで自分の性格の一部のように馴染んでしまっていました。でも、40代後半になり、このままではいけない、いい加減この息苦しさから解放されたい、と強く思うようになりました。

Q2. そのお悩みを解決するために、これまでどのようなことに取り組んでこられましたか? また、その結果はいかがでしたか?

自己啓発書を読んだり、マインドフルネスを試したりもしました。「自分を大切に」「ありのままを受け入れる」といった言葉は頭では理解できるのですが、いざ実践しようとすると、やはり罪悪感が邪魔をするんです。

「自分を大切にする」ために、意識的に休みを取ったり、好きなものを買ってみたりもしました。でも、休んでいる間も「時間を無駄にしているのでは」と焦ってしまったり、買ったものを見ても「本当に必要だったかな」と後悔したり…。行動すればするほど、罪悪感がセットでついてくるような感じで、全く心が休まりませんでした。

むしろ、「自分を大切にできない自分はダメだ」と、さらに自己嫌悪に陥ってしまうこともありました。何をやっても、根本的な解決には至らない、という感覚でしたね。

Q3. なぜ山形の心理セラピーを受けてみようと思われたのですか?

山形さんのブログを偶然見つけ、「罪悪感は隠れ蓑」という記事を読んだのがきっかけです。「え?罪悪感が隠れ蓑?」と衝撃を受けました。今まで考えたこともない視点で、もしかしたら私の長年の悩みも、ここに関係しているのかもしれない、と。藁にもすがる思いでセッションを申し込みました。

Q4. 山形の心理セラピーの感想や、セラピー中の印象に残っていることはありますか?

一番印象に残っているのは、やはり「罪悪感の仕組み」を丁寧に紐解いていただいたことです。「罪悪感を感じることで、実は何か『快楽』を得ていませんか?」と聞かれた時は、正直「え?」と思いましたが、セッションを進めるうちに、私が罪悪感を感じていた「自分を大切にする時間」こそが、私が無意識に求めていた「快楽」だったことに気づかされました。頭ではなく、ハートで「そうだったんだ」と腑に落ちる感覚でした。山形さんの温かく、時にユーモラスな語り口にも、安心して心を開くことができました。

Q5. 山形の心理セラピーを受けて、どのような具体的な変化がありましたか?

まず、長年私を縛っていた罪悪感の正体がわかったことで、心が本当に軽くなりました。「贅沢すること」や「休むこと」への罪悪感が薄れ、「自分を大切にする時間(快楽)」を堂々と受け取れるようになったんです。

先日、また一人で温泉旅行に行ったのですが、以前とは全く違いました。罪悪感はほとんど湧いてこなくて、「あぁ、気持ちいいなぁ」「美味しいなぁ」と、心からリラックスして楽しむことができたんです。些細なことですが、カフェで一番高いケーキを「食べたいから」という理由だけで注文できた時も、大きな変化だと感じました(笑)。

日常の中でも、常に感じていた緊張感が和らぎ、「心地よさ」を感じる瞬間が増えました。仕事の合間に、ただ空を眺めて「きれいだな」と感じられる。そんな当たり前のことが、以前はできなかったんです。思考がシンプルになり、自分の「音色(ねいろ)」に気づきやすくなった感覚もあります。

Q6. 山形の心理セラピーは、どのような方におすすめしたいと思いますか?

私のように、長年「罪悪感」に苦しんでいる方、頑張り屋さんで自分を追い詰めてしまう方、そして「幸せ」や「心地よさ」を感じることに無意識の抵抗がある方に、ぜひおすすめしたいです。頭で理解するだけでなく、ハートで腑に落ちる体験を通じて、根本的な変化が起こると思います。変わりたいけれど、どうしたらいいかわからない、という方の背中を、優しく、でも確実に押してくれるセッションだと思います。

心理セラピスト山形より:恵さんの事例から学ぶポイントと、今悩んでいるあなたへ

恵さん、貴重な体験談を本当にありがとうございました。長年の罪悪感から解放され、心からの笑顔を取り戻されたこと、私も心から嬉しいですよ。

恵さんの事例は、「自分を大切にしたいのに、罪悪感を感じてしまう」という、多くの方が(特に真面目で責任感の強い女性が)抱えやすいテーマを象徴しています。なぜ、恵さんは自分へのご褒美であるはずの旅行や贅沢でさえ、心から楽しめなかったのでしょうか。

そのキーポイントは、私のブログでもお伝えした「罪悪感は隠れ蓑」という視点にあります。

恵さんは無意識のうちに、「自分を大切にする時間=贅沢=悪いこと」という禁止ルールを自分に課していました。これは、おそらく幼少期の母親の価値観の影響もあったのでしょう。「贅沢は敵」「楽しんではいけない」という思い込み(ビリーフ)が、深く根付いていたのかもしれません。

しかし、奥にある本当の欲求(ハートの声)は、心地よさや喜び、自分を大切にすることを求めています。恵さんの場合も、頑張った自分を労い、休息し、美しいものや美味しいものを楽しみたい、という自然な欲求がありました。これが、恵さんにとっての「快楽」です。

でも、無意識の禁止ルールがあるために、堂々とその「快楽」を受け取ることができない。そこで、無意識のうちに「罪悪感」を隠れ蓑にして、こっそりと「快楽」(=自分を大切にする時間)を味わっていたのです。

旅行に行っても、高級な食事をしても、罪悪感を感じることで、「ほら、私はちゃんと反省していますよ」「贅沢ばかりしているわけではありませんよ」と、自分の中の禁止ルール(あるいは、内在化した母親の目)に対して言い訳をしていた、とも言えます。

これ、けっこう「あるある」なんです。「部屋を片付けなきゃと思いつつ、罪悪感を感じながらダラダラしてしまう」とか、「ダイエットしなきゃと思いつつ、罪悪感を感じながらお菓子を食べてしまう」とか。実は、その罪悪感と引き換えに、「何もしない快楽」や「甘いものを食べる快楽」をしっかり得ているんですね。

恵さんはセッションを通じて、この「罪悪感のからくり」に気づかれました。そして、自分が本当に求めていた「快楽」(=自分を大切にする時間や喜び)を、罪悪感なしに受け取ることを自分に許可し、その喜びや心地よさを味わえたことに「感謝する」ことを実践されました。

「罪悪感」という囚人のような重たいエネルギーから、「感謝」という軽やかで温かいエネルギーへと転換したことで、恵さんの現実は大きく変わっていったのです。

もしあなたが恵さんと同じように、罪悪感のループに陥っているとしたら、ぜひ一度立ち止まって、あなたの「罪悪感」が隠している「快楽」は何なのか、探ってみてください。そして、その「快楽」を(たとえ小さくても)味わえていることに気づき、感謝してみてください。

「休むこと」「楽しむこと」「心地よさを感じること」…。それらは決して悪いことではありません。むしろ、あなたのハートが求めている大切な栄養です。

自分を大切にすることに、罪悪感はいりません。あなたは、ありのままのあなたが感じる喜びや心地よさを、堂々と受け取っていいのです。

Heartistとして、あなたが本来持つ輝きを取り戻し、ハートで感じる喜びと共に生きていかれることを、心から応援しています。

プライバシーへの配慮について
この事例は、クライアント様(佐藤恵さん・仮名)のご同意を得て、個人が特定されないよう内容を編集・脚色したものです。

山形竜也のセラピーにご興味をお持ちの方へ

「私も罪悪感から解放されたい」「本当の自分を取り戻したい」と感じられた方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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