今回は、カウンセリングセッション(以下、セッション)のお申し込みを受け付けるページのつくり方について取り上げます。ページに記載すべき項目は5つあります。どれも欠かすことができない要素なので、あなたがやるべきことをチェックしながら読んでください。
「カウンセリング・個別セッションの申し込みページを作ったけど、まったく申し込みが入らない。とりあえず必要な情報は記載したつもりだけど、これでいいのかな?クライアントさんが申し込みたくなる、あるいはカウンセリングをしてみたくなるために、どんな情報を記載すればいいのか知りたい。」
このような疑問に答えていきます。
★この記事の内容
・申し込みが増えるカウンセリングの申し込みページの構成が学べます
・申し込みたくなる決め手はが何かがわかり応用できるようになります
カウンセラー1年目の頃、試行錯誤で申し込みページをつくりました。最初は全く申し込みがなかったのですが、改善を繰り返すことで急激に増えました。7ヶ月目から月200万超えを続けられたのは、まさに今回お伝えする「何を記載するか」がわかったからに他なりません。
もしあなたが、カウンセリングの申し込みが入らないのであれば、最後まで読んでください。きっとお役に立てるはずです。
カウンセラー必見!申し込みが来る!ページに書くべき5つの項目
あなたがカウンセラー・セラピストなど、「こころ」「からだ」「たましい」を扱うプロとして活用しているならば、ほぼ必ず存在するページ。それはセッションの申し込みページです。一度ページをつくって、すぐに申し込みが入りだすことは稀です。一度つくったものをバージョン1.0としてスタートさせ、そこからテスト改善していく中で、少しずつ申し込みが入りだします。
とはいえ、どのようにテスト改善すればいいのかわからず悩んでる方がほとんどでしょう。
この記事を読んでいるあなたは運が良い!私がテスト改善してきてたどり着いた、申し込みが増えるカウンセリングセッションの申し込みページに書くべき5つの項目を紹介します。
では早速、5つの項目はこちらです。
- 1.対象者
- 2.概要
- 3.お客様の声
- 4.個別セッションの流れ
- 5.Q&A(よくある質問)
では、一つずつ詳しく解説します。
1つ目:対象者
まず1つ目は、対象者です。言い方としては「このような方におすすめ」「このような方が対象」。
あなたのページを読んでいる未来のクライアントに「あ、わたしのことだ!」と思ってもらえることが大切だからです。対象者が記載されていなければ、「こんな私は申し込んでいいんだろうか」と悩ませてしまします。
たとえば、このように記載します。
■こんな方を対象にしています
・人生に疲れ、諦めそうになっている方
・目標としているものがあるけど、行動にうつせずにいる方
・自分を変えようとセミナーに参加したり本で学んだりするけど全く変われない方
・次のステップ(ステージ)に進みたいが勇気がでない方
・やりたいことがあるのに、なかなか実現できないでいる方
など、5〜7つほど箇条書きで記載します。
コツは、「相手の言葉」で書くこと!まさに、対象の人が独り言あるいは、脳内独り言を言ってそうなことを書きます。そうすることで「あ、わたしのことだ」と思ってもらい、漏れなく「わたしが対象者なんだ」と自分ごととして捉えてもらえます。
2つ目:概要
2つ目は、概要です。セッションをするにあたって必要な項目を書き出しましょう。相手を不安にさせないよう、できるだけ詳細に書きます。
概要に必要な項目は、主に8つあります。
会場(場所)
あなたがオンラインでセッションをするのであれば、「Zoom」などと記載します。Zoomの入室方法はいつどのように案内されるのかも記載します。
対面であれば、サロンの場所を記載します。詳細な住所などは、受付後の対応メールで個別にご案内するのも良いでしょう。
また、サロンの実際の写真もあれば、クライアントの安心材料になります。
時間
あなたのセッションは、どれくらいの時間を必要としますか?それを記載します。
料金
セッションの価格です。
わたしの場合、細かいですが、価格は3桁ごとに「カンマ(,)」で区切ります。
たとえば、
「10000円」ではなく、「10,000円」と記載します。以前、通販サイトのマーケティングを運用していた際、どちらの表示が購入されやすいかテストしたことがあります。答えは、「カンマ(,)]有りの方が購入されました。
お支払い方法
クライアントが、セッションの料金を支払う方法です。
銀行振込みなのか、クレジットカードも対応するのか記載しましょう。
たとえば、わたしはこのように記載していました。
・銀行振込 または PayPal決済(クレジットカード)
・PayPal決済について: PayPal決済は、ご予約完了後に当方からお送りするメールより決済ページへ進んでいただき、クレジットカード決済を行っていただくお支払い方法です。
・分割払いについて: 分割払いご希望の方は、PayPalを選択の上、クレジットカード一括ご決済いただき、その後ご自身でご利用のクレジットカード会社にご連絡いただいて、分割払い・リボ払いに変更することが可能です。
※分割払い・リボ払いにともなう手数料・利息等についてはお客様でご負担ください。
キャンセルポリシー
キャンセルの場合、どのように対応するのか記載しましょう。
キャンセルは一切受け付けないのか、それとも受け付けるがキャンセル料が発生するのかを記載します。
たとえば、こうです。
セッション前々日〜当日は100%のキャンセル料を頂戴します。
注意事項
あれば記入する程度です。
しかし、カウンセラーやセラピストの場合、「治療」目的ではないことを明確に伝えておく必要があります。
たとえば、こうです。
特定の疾患治療を目的としておりません。ご了承ください。
申し込み方法
申し込み方法を具体的に記載しましょう。
セッションを申し込みたいクライアントに対して、とって欲しい行動を書きます。
以下は、よくある例です。
以下のフォームからお申し込みください
※申し込みフォームへのボタン( or リンク)を設置
3つ目:お客様の声
3つ目は、お客様の声です。
セッションすることでのベネフィットは、お客様の声を活用します。なぜならば、初体験のクライアントにとって、セッションすることでどうなるかは未知の世界だからです。お客様の声を記載することで、不安を取り除きましょう。
しかし、まだカウンセラー1年目などでお客様の声がない場合どうすればいいのか。あなたはプロになるまでにセッショントレーニングをしてきているはずです。遡ってお相手に掲載の許可をいただきましょう。
もしくは、あなた自身がセッションを通してどんな体験をしたことがあるのか。その経験を書くのもGood です!
4つ目:個別セッションの流れ
セッションの流れを記載します。ステップ形式で伝えるのもいいでしょう。
クライアントの立場になってみてください。自分の内側(潜在意識の領域)を、プロであったとしても他人見せることになります。かなり勇気のいることです。人によっては「洗脳させられると思っていました」と告白してくださった方もいらっしゃいました。それだけ不安だということです。
具体的には、どんなワークをしたり、どんな流れでセッションがすすんでいくのかを書きます。
カウンセラーだった頃の申し込みページのスクショです。セッションの流れ箇所をスクショしました。参考まで。
5つ目:よくある質問
5つ目は、よくある質問です。
あなたのページを閲覧し申し込みを検討していたとしたら、その場で疑問が解決されることほど気持ちがいいことはありません。そのまま申し込みに至るケースが増えるでしょう。
さて、どんなことに疑問を抱いているでしょうか?何を知りたいと思っているでしょうか?
わたしの場合、このような項目を準備していました。
Q:カウンセリングは精神疾患の人が受けるものですか?
Q:スピリチュアルですか?
Q:今の悩みをきちんとお伝えできる自身がありません
Q:私ではなく家族を受けさせたいのですが
など。Answerはあえて書いてません。上記質問を活用するのであれば、あなたのAnswerをお書きください。
「Q&A」と「FAQ」の違いについて。
Q&Aは、「単に質問と回答」のこと。
FAQ(エフエーキュー)は、「その中でもよく聞かれる質問と回答」のこと。
とはいえ、最近のウェブ業界でもこの両者の違いは厳密に分けられていません。
書き方としては、「Q&A」でも「FAQ」でも「よくある質問」でもOKです。
その他
これまで、申し込みページに書くべき5つの項目について解説してきました。この項目だけでも掲載できれば、魅力のあるページになるでしょう。運用しながら追加したい項目があれば、都度対応していきます。しかし、項目が多ければ良いという訳ではありません。注意して欲しいのは、「人は情報が多すぎれば迷う」のです。その点だけ気を使ってページの運用をしてください。
クライアントが申し込みたくなる決め手は「「シミュレーション」
ここからは、私が申し込みページをどのように改善することで、まったく申し込みがなかった状態から激増したのか。また、その決め手は何だったのかについて解説していきます。
申し込みがなかった頃のページ構成
カウンセラーだった頃、あなたと同じように、まず最初に個別セッションの申し込みページを作りました。当時掲載していた項目は、以下になります。
・概要
・こんな方を対象にしています
この2項目だけ。はい、当然まったく申し込みがありませんでした。
この頃、ブログとYouTubeをがんばっていたので、月あたり2,900ほどのページ訪問がありました。それでもゼロです。
「お客様の声」「セッションの流れ」を追加で激変!
申し込みページを改善し続けて、8ヶ月目に激変します。月11件の申し込みがありました。
月3,000ほどのページ訪問に対して、11件の申し込み。コンバージョン率0.003%。かなり良い数字です。なぜならば、業界的にはコンバージョン率0.001%を叩き出せるかが大きな壁だからです(有料の商品・サービスの場合)。
この当時にページに掲載していたのが、今回紹介した5つの項目です。
1.対象者
2.概要
3.お客様の声
4.個別セッションの流れ
5.よくある質問
8ヶ月かけていろんなテスト改善してきましたが、ぶっちゃけこの2つの項目を追加したことが申し込み激増のきっかけでした。
それは、この2つです。
3.お客様の声
4.個別セッションの流れ
では、3と4だけでいいかと言われたら、答えは NO です。他の項目もあることで、相乗的に3と4も活かされているのです。
決め手は「シミュレーション」
では、なぜ「お客様の声」と「個別セッションの流れ」で申し込みが激増したのか。
その決め手は、「シミュレーション」です。
今から大切なことを言います。メモの準備を。
人は、イメージしたことだけを行動にうつす生き物だからです。
人は、良くも悪くもイメージしたことを現実創造します。
たとえば、「どうせ何もうまくいかない」というマインドがあれば、何もうまくいかない現実を創り上げます。「わたしの人生どうにかなる」というマインドがあれば、なんとかなる現実を創り上げるのです。
今あなたが手に持っているスマホも、かつてのジョブズが「片手で電話もメールも音楽もネットも操作できるデバイスがあったらやばくねぇ?」って言ったかどうかは定かではありませんが、そんな感じでイメージしたはずです。そして、iPhoneを現実創造した。テレビだって電気だって車だって飛行機だって同じです。全ての物は、かつて誰かがイメージしたため存在しています。
閑話休題。
申し込みページで検討しているクライアントに一番やってほしいこと。それが「シミュレーション」です。実際にカウンセリングを受けている自分をシュミレーションしてもらうのです。
お客様の声を読んだ人は、「わたしも変われるかも」と変われる自分をイメージし始めます。個別セッションの流れを読んだ人は、まさにセッションを受けている自分をイメージし始めます。
そうやって、セッションを受けて、この先もしかして変わっていくかもしれない自分をイメージしてもらう、つまりはシミュレーションしてもらいます。
人は、イメージしたことだけを行動にうつします。
まとめ
では、まとめましょう。
1.対象者を伝えることで、「あ、わたしのことだ」と思い、
2.概要を伝えることで、提供サービスの内容を理解し、
3.お客様の声で、変われるかもしれない自分をイメージし、
4.個別セッションの流れで、シュミレーションし、
5.よくある質問で、疑問や不安が解消される。
そして最終的に、「申し込む」というアクションをとります。
未来のクライアントが、あなたのセッションを受けるためにどんな壁があるのでしょうか。考えられるすべてを解決してあげればいいのです。カウンセラーマインドのあなたならば、きっとできるはずです。自分よがりにならず、相手の目線で今すぐ取り組みましょう。
また、今回紹介した5つの項目は、個別セッションだけでなく、あなたが主催するセミナーや講座、勉強会など様々な申し込みページで応用できる手法です。ぜひ試してみてください。