今回は、まだ個人事業スタートしたばかりで認知度が低く、クライアントもあまりいらっしゃらないカウンセラー・セラピストのための集客方法について紹介します。この方法は売り込みは一切不要なので、特に初心者に向いています。

「カウンセラーとして個人事業をスタートした。カウンセリングの回数をたくさんこなして、経験を積んでいきたい。だけど、まったく申し込みが入らない。モニター価格も準備しているんだけど・・・。このままだとスキルも上がらないし、金銭面も苦しくなってくる。何か良い方法があれば知りたい」

このような期待にこたえていきます。

★この記事の内容

・セールスせずにモニターを集客する方法が学べます
・SNSに投稿するテンプレートも公開しているため、すぐに実践できます

カウンセラー時代、まだ ”ひよっこ” で周りに認知もされていなかった当初から集客を安定させてきました。なぜならば、この「アンケートモニター集客法」を実践してきたからです。これまでわたしの有料個別コンサルでしかお伝えしてこなかった究極の集客法を公開します。

カウンセラーとして健全度を高く保って、質が良いサービスを提供していきたいならば、最後までお読みください。

【テンプレ付】2日でモニターセッションを10名集める方法

ウンセラー向け「アンケートモニター集客法」全公開

これから紹介するステップでは、あまり難しく考えずに取り組みましょう。最速でモニターセッションの募集が埋まり、経験やスキルもさらに積め、売り上げにつながる方法をお伝えします。

まずはこの方法で、クライアントに質が良いサービス(セッション等)を提供する経験を積み、お金につなげる収益化方法を見につけていきましょう。

アンケートモニター集客法は、4つのステップから成り立ちます。

ステップ1:SNSに投稿する
ステップ2:投稿によって、あなたの商品サービスに興味がある人に「DM」を送る
ステップ3:話を聞いてモニターに興味があるかを確認する
ステップ4:興味がある場合、モニター参加の提案をしてみる

まずは、この集客法とは何か?目的は何か?を紹介した後、ステップの具体的な取り組み方を解説していきます。

アンケートモニター集客法とは

アンケートモニター集客法とは、あなたが提供するカウンセリングのセッション(その他商品・サービス等)に興味がある人に、悩みや直面している問題・課題について直接話を聞かせていただき(アンケート)、「私はお役に立てそうだ」と思った場合のみ、モニターの提案をすることです。マーケティング業界では「アンケートマーケティング」といわれている手法です。

カウンセラーとして個人で事業スタートした場合、モニターの募集をすることが多いでしょう。しかし、モニターの申し込みはまったく反応なし。。そんな日々が続いていませんか?「モニター残り10名!」が毎日・・・みたいな。全然カウントが減らないみたいな。。わたしがそうだったんです。理由は、クライアントの立場になって階段を準備していなかったからです。

モニター募集に反応がなかったときの流れはこうです。

通常のモニター募集の流れ
SNS投稿 → モニターセッション

この場合、クライアントにとってモニターセッションの一歩が非常に大きいのです。階段にすると、一段が1mくらいあるイメージです。そんな高い階段登らないですよね。

そこで、登りやすい階段を準備してあげます。

アンケートモニターセッション募集の流れ
SNS投稿 → 無料個別相談(アンケート) → モニターセッション

間に「無料の個別相談」を準備してあげて、階段を低くし登りやすくしてあげます。カウンセラーあるあるなんですが、「お客様(クライアント)は、カウンセリングを受けるハードルが高い」と囚われがちです。そんなことはまったくなく、ハードルを勝手に高くしているのはカウンセラー自身なのです。

無料の個別相談を提供し、相手のハードルを低くすることで、結果モニターセッションの申し込みが増える仕組みのことを、「アンケートモニター集客法」といいます。

アンケートモニター集客法の目的は?

アンケートモニター集客法の目的として重要なことは、売り上げを立てることではなく、クライアントが何に悩んでいるか、どんな問題に直面しているかを実際に調査することです。そのため、セールスすることではなく、相手の話をじっくりと、そしてしっかり聞くことに集中することです。

そして結果的に、相手にモニターセッションに興味があるかどうかを聞いてみて、興味があれば提案しモニターになっていただきます。

アンケートモニター集客法のメリット

あなたのメリット
・セッション回数が増えるため、経験が増えスキルが高くなっていく
・短期的な売り上げアップが見込める
・クライアントがどんなことで悩んでいるのか、現場レベルの市場調査ができる
・その調査をもとに、今後の集客コンセプトをブラッシュアップできる
・「お客様の声」をいただくことができ、今後の集客に活かすことができる

■モニターになっていただく方のメリット
・モニター価格でセッションを受けることができる
・抱えていた悩みを先送りすることなく解決できる

ステップ1:SNSに投稿する

ステップ1:SNSに投稿する

SNSを運用してアカウントが育ってきたら、人を集めるために投稿をしましょう。

アカウントが育つとは、まずはフォロワー100を目指してください。ただしこの100は、「あなたのことや、あなたの商品・サービスに興味を持っている人」のことです。SNSはただのお友達なども含まれるので、フォロワー合計数500を目指すの妥当でしょう。

それまでしっかり、フロー型とストック型の発信を使い分けて、SNSを育てましょう。

では、投稿例です。テンプレートとしてお使いください。

アンケートモニター集客法:SNS投稿テンプレート(その①)
「〇〇の新サービス開発にあたり、〇〇に関するあなたのお悩みを教えてくれませんか?できる限りのアドバイスを無料でさせていただきます。興味のある人はいいね!かコメントで教えて下さい。」

わたしは毎回この投稿をおこないます。今はカウンセラーではなく、集客法などを教えるマーケターの分野ですが、分野は違えどアンケートモニター集客法は活用できます。

モニターアンケートを募集することを書いても良いです。その場合は、こちらのテンプレートになります。

アンケートモニター集客法:SNS投稿テンプレート(その②)
「人数限定。〇〇せずに〇〇できるサービスを考えているのですが、モニターに興味のある方はいらっしゃいますか?興味のある人はいいね!かコメントで教えて下さい。」

参考として、2021年10月にInstagramで実際に投稿した事例です。2日で11名を集客しました。
↓↓

SNS投稿1
1枚目
SNS投稿2
2枚目
SNS投稿3
3枚目

ステップ2:投稿によって、あなたの商品サービスに興味がある人に「DM」を送る

ステップ2:投稿によって、あなたの商品サービスに興味がある人に「DM」を送る

ステップ1のテンプレート投稿により、あなたの商品サービスに興味がある人を見つけて「DM」を送ります。

あなたは、ステップ1でSNSに投稿した後、いいね!やコメントを確認しましょう。誰があなたの投稿に興味があったのかがわかるはずです。その人たちに直接メッセージやDMを送り、無料個別相談につなげます。

DMテンプレート
「〇〇さん、はじめまして。〇〇と申します。先日は新サービス開発に向けてのお悩み相談の投稿にいいね!(またはコメント)をいただき、ありがとうございます。今回〇〇さんのお悩みや困りごとをいろいろ聞かせてもらい、できる限りアドバイスしていきますので、一度オンラインでお話を聞かせていただきたいと思っております!もし、興味がありましたら、お返事いただけますでしょうか?」

いいお返事があった場合のテンプレート
「〇〇さん、お返事ありがとうございます!今回はオンラインのZoomでお話させください。〇〇さんのお悩みや、困りごとに関してもいろいろと聞かせていただき、できる限りアドバイスできればと思っています。
では早速ですが、日程のご相談をさせていただきたいです!ご希望の日時は〇〇さんが可能な日程を2つほどいただけると助かります。所要時間は約60分程度を予定しております。よろしくお願いします。」

参考として、実際にわたしがDMした際のやり取りのスクショです。

DMの事例

ステップ3:話を聞いてモニターに興味があるかを確認する

ステップ3:話を聞いてモニターに興味があるかを確認する

まずはとにかく相手のお話を聞くことに徹しましょう。あなたの傾聴術が活かされます。流れとしては、序盤でラポールをとり、お話を聞きます。悩みや問題を整理してあげましょう。そして、悩みの根本部分が何かを明確にして差し上げ、解決に向かってのステップを提示しましょう。そして最終的に、モニターに興味があるかどうかを聞くだけです。あればステップ4に進みます。

流れを整理するとこうなります。
①挨拶
②アイスブレイク&自己紹介 (ラポールをとり、打ち解けるまで雑談など)
③今回のモニターは人数限定となることを伝える
④ヒアリング(悩み、現状確認、今まで取り組んできたことなど深く傾聴する)
⑤理想の未来を引き出す
⑥その他の問題課題を認識させる
⑦問題課題の整理&解決のステップを提示
⑧最終的にモニターに興味があるかどうかを聞く
⑨資料を使って商品説明 ←ステップ4

ステップ4:興味がある場合、モニター参加の提案をしてみる!

ステップ4:興味がある場合、モニター参加の提案をしてみる!

興味がある場合、モニター参加の提案をしましょう。
あなたのモニター募集しているサービスの具体的な概要を伝えます。ここでもたつくのは厳禁です。口頭だけでなく、あらかじめパワポ等で資料をつくりまとめておきましょう。

・いつから開始か
・定価はいくらでモニターはいくらか
・提供方法は何か(Zoom?リアル会場?)
・サービスの流れ
・手続きの流れ
など

それに加えて、「お客様の声」も伝えましょう。なぜならば、実はあなたが「売るもの」は商品やサービスではありません。相手があなたの商品やサービスを通してどうなるか、いわゆる「相手の理想の未来」を売ります。相手は、モニターセッションにお金を払うのではなく、モニターセッションを通して実現しそうな「理想の未来」に対してお金を支払います。そこで一番効果的なのが「お客様の声」です。まだなければ、「あなたの声」を伝えてください。あなたがセッションを通して、どんな状態(Before)から、どうなった(After)のか。

SNS投稿に必ず掲載すべきポイント2つ

特にステップ1のSNS投稿のときに重要なポイントが2つあります。

それは、

・感情を動かすこと

・具体的な指示してあげること

です。

では、詳しく解説します。

感情を動かす

SNSに投稿する際、相手の「感情を動かす」ことを意識してください。なぜならば、「人間は損したくない生き物」だからです。この「感情を動かす」ことは、ビジネスでは欠かせない要素です。

期間限定セール、人数限定などがわかりやすいでしょう。人はとにかく「限定」に弱いです。たとえば、スタバでは期間限定商品が季節ごとに登場します。マクドナルドやモスバーガーもロイヤルホストも、あなたはおそらく「せっかく期間限定だから」と言って、「今しか食べることができないかもしれないから(損したくないから)」と、その商品やサービスを購入する習性があります。

逆に期間限定ではなく、年中販売されていれば、そそられることがありません。

このことを踏まえた上で、ステップ1のSNS投稿を振り返ると「人数限定」や「先着◯名」が、とても重要になってきます。相手からすれば、「悩みを解決するチャンスを失うかもしれない」といった感情が生じ、申し込みの後押しができます。

感情を動かすためには、「限定性」が有効です。

具体的な行動を指示してあげる

マーケティングにおいて念頭に置いておきたい考えがあります。それは、「人間は基本的に、具体的な指示をされないと動けない」ということです。そのため、「具体的な行動を指示してあげること」がとても大切です。これをするかしないかでは、申し込み率がかなり変わってきます。

ウェブページ上で「具体的な行動を指示してあげること」を、CTA(コール・トゥ・アクション)と言います。

たとえば、「下のボタンをクリックしてお進みください」「ここをクリックして登録してください」といった文言を見たことがありますよね?この手法をCTAと言います。これ、意外とやっていない人が多いんです。CTAを入れるか入れないかで、ユーザーの行動率が数十%アップすると言われています。

では、ステップ1のSNS投稿テンプレートを振り返ってください。どこがCTAかわかりますか?そうです。「興味のある人はいいね!かコメントで教えて下さい。」これがCTAですね。もし、このCTAがなければどうなるかを考えると一目瞭然です。

まとめ

では、最後にまとめます。

・アンケートモニター集客法とは
あなたが提供するカウンセリングのセッション(その他商品・サービス等)に興味がある人にアンケートをさせていただき、「私はお役に立てそうだ」と思った場合のみ、モニターの提案をすることです

・アンケートモニター集客法の目的
売り上げを立てることではなく、クライアントが何に悩んでいるか、どんな問題に直面しているかを実際に調査することです。

・アンケートモニター集客法は、4つのステップ
ステップ1:SNSに投稿する
ステップ2:投稿によって、あなたの商品サービスに興味がある人に「DM」を送る
ステップ3:話を聞いてモニターに興味があるかを確認する
ステップ4:興味がある場合、モニター参加の提案をしてみる

・SNS投稿に必ず掲載すべきポイント2つ
 ①限定性を活用し、相手の感情を動かす
 ②具体的な行動を指示してあげる

復習になりますが、相手がカウンセリングを受けるハードルを高くしているのは、あなた自身です。相手が登りやすい階段を準備してあげて、サービスを受けやすくしてあげることが、あなたの仕事です。このことをビジネスを「ビジネスの仕組み」と言います。一日でも早く習得し、相手のお役に立てるよう頑張ってください。

あなたのことを応援しています。