こんにちは、山形竜也です。
カウンセラーやセラピストなど、心・体・魂を扱う方々のビジネスをサポートしています。
巷にある「集客だ!」「売上げだ!」のスパルタ系ビジネスのやり方が肌に合わない女性ひとり起業家の方のための、自分ビジネス基礎ガイドを作り提供しています。
この記事は【ハートチューニング】シリーズとしてお送りしています。
初めてこちらのページにたどり着いた方は、まずは最初の記事をご覧になってこちらの記事を読まれると、より一層理解いただける内容になっています。
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>> 【第1回】ひとり起業家の基礎ガイド「ハートチューニング」とは
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さて、前回の記事では、
あなたの本当の望みを抽出する方法
についてお伝えしました。
あなたが大切にしている真実は、あなたの「中」にあるんです。
「外側の物質的な何かや状況ではない」
ということがお分かりいただけたと思います。
じゃ、どうすればいいの?ということをお話していきますね。
潜在意識・顕在意識とは?心の構造について
心のことについて解説します。
潜在意識とは、無意識のことです。
ほぼ無意識で思っている思い込みのことです。
あなたは「お金」と聞いてどんなことが思い浮かびますか?
たとえば、
「お金は、いつもないもの」
「お金とは、汚いものだ」
「お金を持つと、苦労する」
などが出てくるかもしれません。
しかし、「お金」そのものは”中立”な存在です。
お金とは、モノやサービスの価値尺度であり、物々交換をしなくても円滑に取引をする交換手段です。
お金だけなく、すべてのモノが中立な存在といえます。
それなのに、
「お金は、いつもないもの」
「お金とは、汚いものだ」
「お金をもつと、苦労する」
こうやって、勝手に潜在意識が意味付けをしています。
本来「お金」という中立なモノに、自分で意味付けをしています。
このように、私たちはほぼすべてのことに無意識で意味付けをしています。
そして、この潜在意識の思い込みが、自分の人生を決めている(つくりだしている)といえます。
潜在意識は、意識の95%を占めているといわれていて、この意識があなたの現実世界をつくっているといわれています。
この世界は、自分の心でいつも思っていることが現実になって具現化していきます。
顕在意識とは、理解できている意識のことです。
簡単にいうと、自分の意図をもって考えたり思ったりすることです。
この顕在意識は、意識全体のたった5%を占めているのみです。
たとえば、あなたが顕在意識で、「お金を稼ぐぞ!」と思ったとします。
対して、潜在意識で「お金がない」と思い込んでいたとします。
すると、あなたの現実世界では、お金がない世界が現実として具現化されます。
なぜならば、
「お金を稼ぐぞ!」(顕在意識:5%)
「お金がない」(潜在意識:95%)
で、圧倒的に意識を支配しているのが潜在意識だからです。
ここで大切なことを伝えます。
”お金がない”あなたの現実世界があるならば、「お金を稼ごう!」と意志の力(顕在意識)を使ってがんばってはいけません。
”お金がない”現実世界を生きているならば、「お金がない」と無意識に思い込んでいます。
この無意識に思い込んでいる「お金がない」という考えを手放してこそ、はじめて”お金がない”という現実世界から抜け出すことができます。
手放すと言われてもピンときませんよね?
少しだけ解説します。
ここでも引き続き、「お金がない」という思い込みを例に進めます。
そもそも潜在意識にある思い込みは、0歳〜9歳までにほぼ確定されるといわれます。
両親や兄弟姉妹との関わりの中で、無意識に多くの思い込みをインストールしているのです。
「お金がない」という思い込みを潜在意識にインストールする過程は人によって様々ですが、たとえば幼少期に、欲しいものを買ってもらえないことが続いたとしましょう。
お父さん(お母さん)は、あなたがおねだりするたびに「お金がないから買えません」と言いました。
断り続けられた幼いあなたは、もうこれ以上欲しいものが手に入らない悲しみを味わいたくないと考えました。
そこで、「うちにはお金がないから欲しいものは手に入らないんだ」と思い込むことで、悲しい感情を味わないことを選択したのです。
これで潜在意識へ「お金がない」をインストール完了です。
恐ろしいのは、「お金がない」ことは事実ではないということです。
お父さん(お母さん)は、たまたまお金がなかった時もあったかもしれませんが、あまやかしてはいけないと”しつけ”のために「お金がない」と言っていたかもしれません。
幼かったあなたは、何が事実で何が事実ではないのか知りようがありません。
この「お金がない」という思い込みですが、幼かったあなたにとって、もうこれ以上悲しまないために必要で最善な対策だったことでしょう。
さらに、そうすることで自立も促されることで成長できた一面もあります。
しかしどうでしょう。
幼かったあなたにとっては、必要な思い込みだったかもしれません。
でも大人になったあなたは、まだこの「お金がない」という思い込みは必要でしょうか?
答えは「No!」ですよね。
このように、大人になってからの苦しみや葛藤、うまくいかないことの原因の多くは、幼いころから”持ち続けてきた”思い込みです。
持ち続けるの反対は何でしょう?
そう、もちろん「手放す」ことです。
不用意な思い込みを手放すとは、どういうことなのか?
エクササイズをしていみることで、理解できるでしょう。
「手放す」がわかる!簡単なエクササイズ
では、「手放す」簡単なエクササイズをしてみましょう。
①ペンを手に取る
ペンを手に取ってください。それを強く握りしめます。しばらく握りしめているうちに、どれほど力をこめているかを意識しないで持っていられるようになります。
②手のひらの上で転がす
次に、手を開いて手のひらの上で転がします。握りしめていた手をほどくと、ペンはもう手にくっついていません。自由に動きます。
③ペンを手放します
では、手に持っているペンを手放しましょう。どうなりましたか?手放したペンは床へ落ちていきました。
簡単でしたね。
思い込みを「手放す」とは、ペンを手放すのと同じようなことです。
私たちは、思い込みを握りしめ、握りしめているのが自分自身だということに気づいていません。
怒りを感じている時、「私は怒っている」と言います。「私は怒りを感じている」とは言いません。
悲しみを感じている時、「私は悲しい」と言います。
「私は悲しみを感じている」とは言いません。
お金の欠乏感を感じている時、「私はお金がない」と言います。
「私は”お金がない”と感じている」とは言いません。
そうやって気づかずに、「思い込み=自分そのもの」であると誤った認識をしています。
もうお気づきですよね。
これは真実ではありません。
私たちは、思い込みを持ち続けることも、手放すこともできます。
そのどちらも選択することができる主導権を持っています。
持ち続けることも手放すことも自由です。
次回は、『不要な思い込みを手放す方法』についてお送りします。
お楽しみに!
最後まで読んでいただきありがとうございます。