今回は、Zoomでセミナーや講座を開催した際に、最後にいただくアンケートの項目について紹介します。アンケートをいただく目的がブレていると、どうでもいいようなことを聞きがちです。相手にとってアンケートは面倒な作業なので、要点を絞って記入いただくことを意識します。

「セミナーや講座の後、アンケートにご協力いただいているけど、正直どんな項目を聞けばいいのか迷っている。次に活かすことができるアンケートの項目があれば知りたい」

このような疑問に答えていきます。

★この記事の内容

・次の集客に繋がるアンケート項目が学べます
・どんなフォームサービスを使えばいいのかがわかります(3つ紹介)

毎年100以上のセミナー(ウェビナー)・講座を主催しています。その中でテスト改善を繰り返し、次の集客に繋がるアンケート項目を見つけてきました。この先も改善はしていくものの、自分の中ではほぼ完成形ができたので紹介していきます。

最後に、アンケート項目のスクショ画像もあるので、ぜひ最後までお読みください。

1.【保存版】次に繋がる!セミナー後のアンケート必須項目

【保存版】次に繋がる!セミナー後のアンケート必須項目

セミナーや講座後は、必ずアンケートをいただきます。しかし、多くの人がアンケートを活かすことができずに、毎回集客に苦しんでいるのが現状です。また、セミナーや講座の企画や構成、スライド作りに熱量を注ぎ、アンケートまで気が回らず、「お名前」「感想」程度になってしまいます。

ハッキリ言います。「アンケートは宝」です。

では、その理由と項目を紹介していきましょう。

1-1.なぜアンケートが必要なのか

ではまず、なぜアンケートが必要なのかを説明します。
ポイントは3つです。

①今回の理解度チェック
②今後の改善ポイント
③次回イベントの集客

①は、受講生さんの理解度チェックです。あなたが受講生さんの立場(目線)に立ち、情報を提供できたかどうかをチェックします。あなたが伝えたかったキワードなど2〜3ある中で、それがアンケートに書かれていれば大成功です。

②は、今後に活かすために必要なポイントです。「難しかった」「全然わからなかった」などネガティブ回答はほとんどないと考えてください。あったらあったで、それは「お宝」です。だって、主催者としてそれを改善できれば、次はもっとレベルアップできるからです。しかし、ネガティブはほとんどないため、どうすればいいかという問題があります。それは、「質問」です。「〇〇は理解できましたが、▲▲はどうすればいいんでしょうか?」などの質問があれば、あなたのセミナーに足りなかった要素だということがわかります。すみやかに回答し、次回に活かしましょう。

③は、次回イベントの参加有無を聞きます。後ほど紹介しますが、このタイミングが一番集客できます。なぜならば、あなたのセミナーや講座を通して信頼関係が構築されているからであり、一番ホットな状態だからです。ほら、「鉄は熱いうちに打て」って言うでしょ。

では、アンケートに入れるべき項目を5つ紹介します。

1-2.入れるべき項目1:目からウロコ

セミナーで「目からウロコだったこと」「新しい気づき」は何ですか?

目からウロコだったことや、新しい気づきを聞きます。受講生さんは、この「気づき」が欲しくて参加しているからです。さらに、気づきをアンケートに記入することで受講生さんのアウトプットになります。アウトプットすることでさらに記憶に定着されるため、この項目は必要です。

1-3.入れるべき項目2:どう活かしていくか

セミナーで得たことを、実際にこれからどのように活かしていきますか?

今後どう活かしていくかを聞きます。学んだことを実際に持ち帰った後どう活かしていくのかは受講生さんにとって大切なことです。ここの回答が曖昧だった場合、セミナーや講座が抽象的だったことが考えられます。

1-4.入れるべき項目3:ひとりでは難しいこと

今回のセミナーで得たことをおこなっていく上で、一人では難しいと感じていることは何ですか?

セミナーや講座の内容を実際に一人でやっていく上で、一人では難しいと感じていることを聞きます。なぜならば、ここの回答があなたの新しい商品やサービスになる可能性が大いにあるからです。この「一人では難しい」から、人の力や何かのサービスが存在するのです。世の中一人で出来なくて、挫折する人ばかりです。ダイエット、筋トレ、体質改善、心の変容・・・・。だからそこにビジネスが成立します。もし、お役に立てる商品やサービスがすでにあれば、すぐにオファーしましょう。

1-5.入れるべき項目4:自由記入欄

質問やご要望などございましたらお書きください

自由記入欄では、上記項目以外に書きたいことがあれば書けるようにしておきます。また、人によっては限定質問(上記のような聞き方)よりも、オープンに聞かれたほうが書きやすい場合があります。応援メッセージをくださる方もいるので励みになることもあります。

1-6.入れるべき項目5:次回イベントの参加有無

次回、●月●日「▲▲セミナー」に参加する
※詳細は下のテンプレート画像を参照

次回予定しているイベントやセミナー、講座などの受付や申し込みをアンケートと一緒にいただきます。このタイミング一番集客できます。講師であるあなたの話に共感し、気づき、影響を受けた受講生さんは、あなたからのオファーはうれしいはず。しかし、押し売りはNGです。何が押し売りにあたるかわからない方のために、セリフを教えましょう。こうです。

「〇〇に興味がある方はぜひご参加ください。受講したいけどタイミングがあわない方はまた今度ご一緒しましょう。あなたとまたご一緒できることを楽しみにしています。」

このように、参加もOK!不参加もOK!ということを伝えると、押し売りではなくなります。さらに、参加できない人は、タイミングさえまたあえば、きっと来てくださいます。

では、ここまでをおさらいします。

わたしが使っているアンケートフォームのスクショ画像を添付します。そっくりそのままオマージュしていただいてOKです!

▼アンケートフォームの例

アンケートフォームの事例

1-7.アンケートをいただくタイミング

アンケートをいただくタイミングは、セミナーや講座の時間内に記入していただきましょう。あなたの講座が2時間あるとしたら、1時間40分くらいからまとめに入り、残り時間はアンケートを記入する時間にあてます。なぜならば、アンケートの回収率が高いからです。

わたしの経験上、講座を終えた後「本日中にアンケートをご記入ください」とお伝えしたときの回収率は、約60%。講座の時間内でアンケートを記入していただいたときの回収率は、ほぼ100%です。

そのため、アンケートを記入する時間も考慮した上で、セミナーや講座の時間を決めましょう。

2.便利なアンケートフォームサービス3つ紹介

便利なアンケートフォームサービス3つ紹介

今は便利な時代です。本来はプログラムを構築しなければ作動しないフォームを無料から使えることができます。
今回は王道の3つを紹介します。

2-1.Googleフォーム:無料

1つ目は、Googleフォームです。

Googleアカウントさえ持っていれば、無料で作ることができます。アンケートはもちろん、投票やキャンペーンの応募などネット上で幅広く対応できます。しかも無料で使えます。

わたしもいまだに、サクッと済ませたいときはGoogleフォームをよく使います。

>> Googleフォームはこちら

2-2.formzu(フォームズ):有料

2つ目は、フォームズです。

自動返信メール、PayPal決済、商品の注文フォームなどにも対応しています。わりと本格的なフォームを簡単操作で実装できるのが特徴です。無料から使うことができるため、試したあとに有料プランへ切り替えましょう。

>>formzu(フォームズ)のサイトはこちら

2-3.formrun(フォームラン):有料

3つ目は、フォームランです。

上記フォームズと同じように、高機能で本格的なフォームを簡単操作で実装できます。個人的に好きなのは、デザインです。フォームのデザインは古臭くて野暮ったいデザインが多いのですが、フォームランはデザインが高く見た目が好きです。無料から使えます。まずは試して有料プランに切り替えましょ。

>>formrun(フォームラン)のサイトはこちら

3.まとめ


では、最後にまとめます。

■アンケートのポイントは3つ
①今回の理解度チェック
②今後の改善ポイント
③次回イベントの集客

■入れるべき項目は5つ
1.目からウロコ
2.どう活かしていくか
3.ひとりでは難しいこと
4.自由記入欄
5.次回イベントの参加有無

■おすすめのアンケートフォームのサービス3つ
Googleフォーム
formzu(フォームズ)
formrun(フォームラン)

アンケートを活かし、あなたが改善を繰り返せば繰り返すほど、受講生さんの満足度は上がり続けます。「アンケートごとき」と言わず、ぜひ活用してください。

あなたのことを応援しています。