完璧主義の人って眉間にシワ寄せてるイメージない?

ボクがそうだった。

完璧主義の頃、幸せではなかった。

周りからいつも

「怒っとると?」

「機嫌が悪いと?」

と言われてた。

完璧主義には、ゴールがないのが辛いところ。

だって完璧なんて世の中にないんだもん。

もしくはある意味、すべてが完璧だとも言える。

だから、完璧を”求める”って、ゴールがないマラソンやってるような気がする。

ただ、完璧主義には、【他人軸】と【自分軸】の2種類があると思ってる。

【自分軸】の完璧主義は、ある程度自分の中で「この程度には仕上げたいな」と、現実的な基準が存在するもの。

【他人軸】の完璧主義は、他人からの評価を気にしているため、どれくらいやればいいかがわからないんだよね。

【自分軸】の方は、仕事においても、他のクリエイティブのことにおいても、素晴らし成果が期待できる。

【他人軸】の方は、基本いつも自分のことを「足りてない」「欠乏している」といった感覚のため、いつも苦しい。

で、ボクは【他人軸】の完璧主義だった。

自分の経験に基づいて、特徴を5つほどあげてみた。

1.他人からの評価を気にしすぎている
2.不完全なことばかりに意識が向く
3.オレは優れていると思いたいから関係ない仕事も背負う
4.人の欠点ばかり見つけて指摘する
5.いつも自分を不完全な人間だとジャッジしている

いやー、こんな人がいたら、絶対に幸せそうじゃないよね(笑)

で、こんな人が友達だったら、こう思うだろうな。

もうちょっと楽に生きたらいいのに
あたりがキツイ人だなあ
もっと自分のこと認めたらいいのに

って。

あぁ、だから

「怒っとると?」
「機嫌が悪いと?」

って聞かれてたんだ。

5つの特徴だけど、

特に「3」の、出来ない仕事も背負って、精神的に崩壊していったなぁ。

仕事では、役に立てていないダメな自分だから、人に認められようと出来ないプロジェクトを背負って、結果失敗することを繰り返していた。

『どうせオレは人の役に立てないダメな人間だ』というビリーフがあるもんだから、見事に現実世界に展開させてたってことだけど。

それから、家族に関しても完璧主義だった。これも堪えたな。

「竜也しか頼める人がいないから、お願いしたい」
「助けてくれるのは竜也しかいないから」

父も母も兄も、べったりボクに頼ってきて、いやいやながら、何も言わずお願い事を聞いてきた。

オレが家族を幸せにしてあげなければいけない、くらいのことを思ってたかな。

正直、体が2つあっても足りない。

朝イチで父を病院に連れていき、その足で職場に向かい、夜遅くに帰宅して電話で兄の愚痴に付き合う。

仕事も背負うもんだから、自分が何を感じているかもわからなくなっていた。

気づいたらうつ病になってたよ。

他人軸っていうのは、本当に怖ろしいものだ。

自分ビジネスにおいても、他人の評価を気にするあまり、自分の商品やサービスをいつまでたってもリリースできない人たちがいる。

ぶっちゃけ、そんなのリリースしてみないとわからない。

大切なのは、

『”わたし”は、どうしたいのか』
「”わたし”は、どこまで完成すればOKなのか』
主語を『わたし』にして判断していくこと。

眉間にシワ寄せて、他人からの評価ばかりを気にしていても、いつまでたっても幸せになれない。

ボク自身、『わたし』がどうしたいのか、どうなりたいのか、に少しずつシフトしていったことで、かなり楽に生きられるようになってきている気がする。

SNSのいいねの数も気にならない。ブログも人がどう思ってるかも気にならない。

マーケッターだから、数字を見てテスト改善したりはあるけど。

自分軸だからこそ、自分が言いたいことや表現したいことを、したい時にやれるようになったのかな。