
Answer
では、答えはどうでしょうか。
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答えは・・・Bの「人格否定だと捉えるから」
答えの解説
ちょっとした注意やアドバイスを受けたときに、
「そんなつもりじゃなかったのに…」「私ってダメなんだ…」と落ち込んでしまう。
その背景には、指摘された内容そのものではなく、「自分の存在価値そのものが否定された」と感じてしまう心の受け取り方があります。
「指摘=否定」と受け取ってしまう理由には、
実は、多くの人が「行動に対するフィードバック」と「自分という人間そのもの」を、無意識に結びつけてしまっています。
とくに、幼い頃に…
- よく怒られた経験がある
- 完璧を求められて育った
- ミス=恥ずかしい・悪いこと、と言われてきた
という背景があると、「間違い=存在価値の否定」と感じてしまいやすくなります。
そのため、ただの一言に過敏に反応し、「嫌われたかも」「否定された」と心が深く傷ついてしまうのです。
落ち込みやすさを和らげる2つのヒント
落ち込むことは悪いことではありません。
でも、その度に自信を失ってしまうのなら、心の受け取り方を少し変えるだけで、驚くほど楽になることもあります。
ここでは、「指摘=人格否定」から自由になるためのヒントを2つご紹介します。
ポイント①:「その言葉は“私”じゃなく“行動”へのフィードバック」
たとえば、
「ここ、もう少し丁寧にお願い」
と言われたとき、
「私って雑なんだ」「また怒られた」と思うか、
「“この部分”を良くすればいいんだな」と思うかで、
心の反応は大きく違います。
相手は“あなた”を否定しているのではなく、ただ“ある一部分の行動”をよりよくしようとしているだけかもしれません。
指摘されたことを「人格の評価」にせず、「改善のチャンス」として受け取る視点を育てていきましょう。
ポイント②:「“否定された”と感じたら、その奥の感情を見てみる」
落ち込んだとき、「私はなぜそんなに傷ついたんだろう?」と、
少しだけハートに問いかけてみてください。
多くの場合、そこにはこんな思いが隠れています。
- 認めてもらいたかった
- ちゃんとやってるって思ってほしかった
- 自分なりに頑張っていたのに…
そう、自分でも気づいていなかった“願い”があるんです。
落ち込んだときは、それを知る絶好のタイミング。
ハートの奥にある「ほんとうに伝えたかったこと」に気づくと、
感情はふわっと緩んでいきます。
あなたの繊細さは、愛の証
「ちょっと言われただけで凹む自分がイヤ」
そんなふうに思っていたかもしれません。
でも、それは“誰かにちゃんと受け取ってもらいたい”という
愛と誠実さの裏返しかもしれません。
だからこそ、その敏感さを責めなくて大丈夫。
その繊細なアンテナを、外側ではなく、
あなた自身の内側にも向けてあげてください。
きっとそこに、
「本当はこう言ってほしかった」
「本当はこう扱われたかった」
というハートの声が聞こえてきます。
その声を、まずは自分が認めてあげること。
それが、落ち込みやすさとやさしくつき合っていく一歩になるはずです。
次回の「Heartistクイズ #5」もどうぞお楽しみに!
山形竜也のセラピーにご興味をお持ちの方へ
今回のクイズ「指摘されただけで落ち込む人」のように、指摘された内容そのものではなく、「自分の存在価値そのものが否定された」と感じてしまう方は、ぜひ一度ご相談ください。