こんにちは、山形竜也です。
カウンセラーやセラピストなど、心・体・魂を扱う方々のビジネスをサポートしています。

巷にある「集客だ!」「売上げだ!」のスパルタ系ビジネスのやり方が肌に合わない女性ひとり起業家の方のための、自分ビジネス基礎ガイドを作り提供しています。

この記事は【ハートチューニング】シリーズとしてお送りしています。

初めてこちらのページにたどり着いた方は、まずは最初の記事をご覧になってこちらの記事を読まれると、より一層理解いただける内容になっています。

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さて、前回の記事では、

いくら顕在意識で望んでいたことがあったとしても、無意識で違いことを望んでいたら、そちらの方が具現化(現実化)される

ということをお伝えしました。

今回は、潜在意識に抱えているネガティブな思い込みをて流す方法をお伝えします。

不要な思い込みを手放す2つの方法

ひとつの思い込みを手放していくには、「感情」と「考え」の2つを扱う必要があります。

なぜならば、幼少期に強い「ネガティブな感情」を抱いたと同時に、その感情を今後味わないための「考え」を持つようになるからです。

要するに、思い込みには「考え」と「感情」が必ずセットになっています。

たとえば、ビジネスのコンサルティングをしていると、「SNSで発信していくのが恐い」と言われるクライアントさんが多くいらっしゃいます。

SNSで自分の考えを主張すると、読んだ人から批判されそうで恐いのだそうです。

その原因は人それぞれあるので一概には言えません。

しかし、そういった人の場合多くは幼少期に、自分が思ったことや感じたことを話した時、両親や兄弟から強く責められたり批判されたりしたことが考えられます。

そのとき、ネガティブな感情、を強く感じたのと同時に、「思ったことを言うと責められる(批判される)」という考えを持ちます。

この考えを持つことで、ネガティブな感情を抱かなくていいように自分の潜在意識にインストールしていきます。

●参考
「SNSで発信していくのが恐い」にある感情と考え
感情:恐怖、悔しさ、悲しみ、無力感、無価値感など
考え:思ったことを言うと責められる(批判される)

感情を手放す方法

感情を手放す方法

まずは、感情を手放す方法をご紹介します。

便宜上、感情を”手放す”と書いていますが、本来感情は”放出させる”ものです。

感情が湧き上がれば、それを放出させることでその感情は浄化されます。

しかし、湧き上がってきた感情を感じきらずに抑圧させると、その感情は未完了なものとして身体に残り続けることになるのです。

未完了の感情が身体に残り続けることで、同じような出来事が起きるたびに反射的に幼少期当時のネガティブな感情に触れることになります。

そのため、意識的に手放すことをおこなっていくことで未完了の感情を浄化させ、過去のネガティブな記憶を過去に置き、今ここを楽に生きることができるようになります。

最近腹の底から笑ったことはありますか?

テレビや人との会話だったかもしれません。

突然おもしろいと思い、身体がくすぐられたような感じがして、笑いが込み上がって体中を揺らしたことでしょう。

笑うことで、どんどん身体が軽くなり、徐々に何か満たされたようなリラックスした気分になり、温かさを感じることでしょう。

感情を手放すツールを使うときに経験するのも、このような感覚です。

【感情を手放す手順】
①感情を感じる
②感情の存在を認める
③ 「この感情を手放せますか?」と自分に問いかけます
④ 「(この感情を)手放しますか?」と自分に問いかけます
⑤ 「いつ?」と自分に問いかけます
⑥取り組んでいる感情がなくなったと感じるまで①〜⑤を繰り返します

※この感情を手放す方法は、「セドナメソッド」をベースとしています

では、順に解説します。


①感情を感じる

よりよい感じ方に変えていきたいと思っていることを思い浮かべます。
その感情がどんなものであってもそのまま感じてみましょう。感情の強さは関係ありません。

②感情の存在を認める

その感情を迎え入れましょう。存分に認めましょう。
次の質問を自分に問いかけます。
「この感情を認めることはできますか?」
「はい」「いいえ」で答えましょう。

ほとんどの人は、自分がどんな感情を抱いているのか、何を感じているのかに気づいていません。ハートを置き去りにし、思考ばかりを頼りに生きています。

そうなると、損か得か、勝ちか負けか、優れているか劣っているか、強いか弱いかのような二元性の世界を生きることとなります。

感じる感性を使わないために本当の自分がわからなくなってしまったりするのです。

そのため、この質問はとても大切だと言えるでしょう。

③次の質問を自分に問いかけます

「この感情を手放せますか?」
手放せそうかどうかを尋ねてみるだけです。

「はい」「いいえ」で答えましょう。「いいえ」だとしても問題ありません。

はい(いいえ)と言ったらどうなるだろう、メリットはあるのかなど深く考えることなく、直観で答えましょう。

④次の質問を自分に問いかけます

「(この感情を)手放しますか?」
「はい」「いいえ」で答えましょう。

深く考えることなく、パッと頭に浮かんだ方をそのまま答えましょう。

⑤シンプルにこの質問をします

「いつ?」
思わず「今」と言いたくなりますね。

これは「今」手放そうというお誘いだからです。

しかし、「今」と答えられなかったとしてもOKです。

⑥取り組んでいる感情がなくなったと感じるまで①〜⑤を繰り返します

個人差もあれば、取り扱う感情によってさまざまです。

すぐに手放せることもあれば、なかなかできないこともあります。

とくに最初のうちは結果がでないことがあるかもしれません。

しかし、続けていくうちにはっきりと手放した感覚が得られるようになってくるでしょう。

感情は一つではないため、気分や感覚が変わってくることもあります。

いろんな感情が層になっていることにも気づくかもしれません。

しかし、手放した感情そのものが戻ってくることはありません。

※感情を手放すツールは、「セドナメソッド」をベースとしています

考えを手放す方法

考えを手放す方法

ひとつの思い込みを手放していくには、「感情」と「考え」の2つを扱う必要があります。

次は「考え」を扱っていきます。

何度も言いますが、「考え」と「感情」はセットです。

たとえばあなたに、「SNSで発信していくのが恐い」という考え(制限された思考)があったとします。
頭の中にあるネガティブなおしゃべりであり、そのキーワードになっているものです。

この考えとセットにある感情(恐れなど)は、さきほどの感情を手放すツールで手放していきます。

ここでは、考えを手放していきます。
思い込みというのは、「絶対にそうだ」「当然だ」「当たり前だ」と”疑いもなく”信じていることです。

そのため、一度疑ってみることで「絶対にそうだ」と執着している考えに揺さぶりをかけていきます。

結果として「絶対にそうでもなさそうだ」という考えに着地できれば、この考えをかなり手放せたといえます。

【考えを手放す手順】
①「(考えをここに入れて言う)というのは本当ですか?」
② 「(考えをここに入れて言う)というのは本当ですか?」

では、順に解説します。

①次の質問を自分に問いかけます

「(考えをここに入れて言う)というのは本当ですか?」
「はい」「いいえ」で答えましょう。どちらでも構いません。

ここでもし「いいえ」と答えた場合、その理由を書き出しましょう。
「なぜならば、〜〜だから」
このように、理由があればあるほどいくつも書き出します。

②①の回答が「はい」の場合、次の質問を自分に問いかけます

「(考えをここに入れて言う)というのは本当ですか?」
「はい」「いいえ」で答えましょう。どちらでも構いません。

このように「いいえ」と答えるまで、繰り返し質問を続けます。

4〜5回続けても「はい」が続くようなら、次のような質問をしてみましょう。
「(考えをここに入れて言う)というのは、絶対に100%本当だと言い切れますか?」

「いいえ」と答えた場合、その理由を書き出しましょう。
「なぜならば、〜〜だから」
このように、理由があればあるほどいくつも書き出します。

前回の記事の心の構造で、「お金」についてどう定義しているかという話をしました。

考えも本来、中立であるものです。

たとえば、「思ったことを言うと責められる」というのは、かなり制限をかけている考えです。

中立であるというのは、つまり「思ったことを言った結果、責められても責められなくてもどちらでもいい」ということです。

「責められる」でも「責められない」でもなく、その中間、いわゆるフラットな状態でいることで、楽に生きられるようになるのです。

この制限をかけている考えに、”揺さぶり”をかけていくのが、この【考えを手放すツール】なのです。

●参考
「SNSで発信していくのが恐い」にある感情と考え
感情:恐怖、悔しさ、悲しみ、無力感、無価値感など
考え:思ったことを言うと責められる(批判される)

次回は、『湧いてくる「女性性」、行動する「男性性」』についてお送りします。
お楽しみに!

最後まで読んでいただきありがとうございます。