あなたは、本当の自分らしく生きているでしょうか?それとも、今の自分に違和感や不満を感じていませんか?

仕事や人間関係で上手くいかないことが多い。物事を前に進められず行き詰まっている。自分の本当の願望がわからず、迷走気味。そんな風に、なんだか自分らしくない人生を送っていませんか?

そんな状態の背景には、「エゴ」の存在が大きく関係しているのです。エゴとは、赤ちゃん時代から親や周りの環境から無意識に学習し、形作られていく「歪められた自己観」のこと。生まれた時から持っている本当の自分とは別の、枷(かせ)となる存在なのです。

エゴは自分ではなく、人や外部の価値観が基準になっているため、他人と常に比較してしまいます。「あの人よりもこうだから」「あの人がやっているから」と、人の目線で自分を決めてしまうのがエゴの特徴です。そのため、何をやってもうまくいかず、自分の人生を最優先できないでいます。

本来の自分はエゴとはまったく異なり、生まれつき持っている純粋な愛と存在そのものを意味します。そのような自分と繋がっていれば、外部の影響に惑わされることなく、自由で喜びに満ちた人生を歩めるはずなのです。

しかしエゴを手放す方法を学ばないと、エゴが様々な制限や囚われとなってしまいます。自分の欲求や感情も正しく認識できず、迷走や不安を感じ続けてしまうのです。

この記事ではそんなエゴの正体と形成プロセスを解説し、本当の自分と繋がる方法を学んでいただけます。エゴから解放された人生とは、どんな素晴らしい人生なのか。シンクロニシティが増え、願望実現も自然と加速していく喜びに満ちた毎日を手に入れる方法をお話しします。

あなたの人生に、小さな違和感を感じているのであれば、その種は見過ごしてはいけません。この記事を読み、エゴの正体に気づき、あなた自身の本当の可能性と繋がる一歩を踏み出してみませんか?

エゴはどのように形成されていくのか?

エゴがどのように形成されていくのかを理解するためには、以下の4つのポイントがあります。

①エゴとは?
②表層意識、潜在意識、ソースエネルギーとは?
③エゴが形成されるプロセス
④エゴは人や外側が基準

では、順番に詳しく解説します。

①エゴとは?

エゴとは、自分が時間をかけて構築してきた自分自身のイメージや、自分を隠している仮面のことを指します。

一般的にはエゴという言葉が、自分勝手な考え方や行動を表すものとして使われがちですが、実はそれだけではありません。

エゴは人間にとって必要不可欠なものであり、エゴがなければ人は生きていくことすらできません。 なぜなら、エゴはある種の防御機能を持っているからです。恐れや不安から自分を守るために、エゴは無意識のうちに形成されていきます。

しかし、エゴが過剰に働きすぎると、今度は可能性を制限してしまう側面があります。 つまり、エゴは人間にとって二つの側面を持っているのです。

ひとつは役立つ「伸ばすエゴ」、もうひとつは制限してしまう「囚われのエゴ」です。

この2つのエゴの違いを理解することが、本当の自分と向き合い、豊かな人生を手にする上で重要になってきます。

詳しくは以下の記事が参考になるので、ぜひご覧ください↓

②エゴを理解するための全体像:表層意識、潜在意識、ソースエネルギーとは?

私たち人間の意識には、3つのレベルがあります。

1.ソースエネルギー
・人間の根源的なエネルギーであり、本質的な自己のこと
・生まれながらにして持っている純粋な愛と存在そのもの
2.潜在意識
・無意識下にある意識の層
・身体の臓器の働きや自然な生理現象などがここに宿る
・ソースエネルギーとつながっている部分
3.表層意識(顕在意識)
・自分が意識できる意識の領域
・外界や他者との関わりから形作られる
・エゴが作られる場所でもある

エゴを理解するための全体像:表層意識、潜在意識、ソースエネルギーとは?

本来、内側にあるコアなソースエネルギーから湧き出す純粋な欲求を潜在意識⇒表層意識へと昇華させていきます。そのように現実を創造することで本来の自分を生きていくことが可能になります。

しかし、自分の外側(外界)ばかりを意識する「表層意識」を基準に生きることで、内側の本来の自分を忘れ、エゴが中心となってしまいます。

ちなみに、ソースエネルギーは科学では「ゼロポイントフィールド」とも言われています。ゼロポイントフィールドについて詳しく知りたい方は、以下の記事が参考になるので、ぜひご覧ください↓

③エゴが形成されるプロセス

私たちは赤ちゃんの時から、愛されることを当然と感じて生まれてきます。しかし、次第に「愛されるためにどうすればいいか」と考えるようになっていきます。

赤ちゃんは次のようなことに気づき始めます:

・お腹がすいてもすぐに食事ができない
・うんちをしてもすぐに綺麗にしてもらえない
・泣いても怒られることがある

つまり、全てのことが自分の思い通りにならないということに気づくのです。親は愛情を持って世話をしていますが、赤ちゃんのベストなタイミングで全ての世話ができるわけではありません。

このように、「ただいるだけで愛されるわけではない」と感じ始めることから、幼少期の頃から「愛されようと思う」ようになります。自分で何もできない存在である赤ちゃんは、命に関わるので「愛されなければいけない」と学習していきます。

そして、保育園、幼稚園、小学校、中学校の頃にエゴが本格的に形成されていきます。親から「言うことを聞けば愛される」「役に立てば愛される」「機嫌を伺えば愛される」などと学び、エゴが形作られていくのです。

エゴが形成されるプロセス

④エゴは人や外側が基準

成長するにつれ、エゴの基準が親から人や社会に移っていきます。

「人の言うことを聞けば愛される」「人の役に立てば愛される」というように、愛される基準が外部の人や環境に移行します。一人一人が、親からそういった価値観を無意識に学んでいったわけです。

このようにエゴは、自分ではなく人や外側が基準となって形成されていきます。だからこそ、エゴは常に人と比べることが大好きなのです。

「あの人よりもこうだから」
「あの人がやっているから」
「みんなそうだから」
と常に外部との比較を基準にして判断し、行動してしまうのがエゴの特徴です。「人がやっているからこうする」ことを 「他人軸」 と言ったりもします。

確かに子供時代のエゴは、自立を促す役割もありました。しかし大人になってからは、そのエゴが不要になることが多いのです。それなのに、エゴを手放す方法を学ばないため、大人になってから様々な制限や囚われとなって現れます。

このように、エゴは人や外側が基準となって形成されていくため、自分自身の本質から外れた存在となってしまうのです。

まとめ

この記事では、エゴがどのように形成されていくのかを解説してきました。

人間には3つの意識の層があることを理解することが大切です。

・ソースエネルギー(本質的な自己)
・潜在意識(無意識下の意識)
・表層意識(自分が意識できる領域)

赤ちゃんの頃は愛されることを当然と感じていますが、次第に「愛されるためには何をすべきか」と考えるようになります。そして、親から「愛されるための条件」を無意識に学んでいくことで、エゴが形作られていきます。

エゴは自分ではなく、人や外部の環境が基準となって形成されます。だからこそエゴは、常に他者と比較し、「人がやっているからこうする」という他人軸になりがちなのです。

子供時代のエゴは自立を促す役割もありましたが、大人になってからはそのエゴが不要となることが多いのです。それでもエゴを手放す方法を学ばないため、エゴは様々な制限や囚われとなって表れてしまいます。

エゴを手放し、本来の自己であるソースエネルギーと繋がることが大切です。そうすることで、自由で喜びに満ちた人生を送ることができるでしょう。

Q&A

Q1. ソースエネルギーや潜在意識って具体的にどういう意味ですか?

A1. ソースエネルギーとは、生まれながらに私たちが持っている本質的な自己、純粋な愛と存在そのものを指します。一方の潜在意識は、無意識下にある意識の層で、身体の働きや自然な生理現象などがここに宿っています。表層意識(顕在意識)とは別の、内なる深い領域があるということです。

Q2. エゴと本当の自分はどう違うのでしょうか?

A2. エゴは赤ちゃん時代から、親や他者、環境から無意識に学習して形作られていくものです。一方の本当の自分とは、生まれながらに持っているソースエネルギー、つまり純粋な愛と存在そのものを指します。エゴは外部の影響を受けて歪められた自己観ですが、本当の自分は生まれつきの自然な在り方なのです。

Q3. エゴを手放すことでどんないいことがあるのでしょうか?

A3. エゴを手放し、本来の自己であるソースエネルギーと繋がることで、自由で喜びに満ちた人生を送ることができます。他者と比較したり、周りの目を気にする必要がなくなり、心から望むことに没頭できるでしょう。さらにシンクロニシティ(偶然の一致)が増え、願望実現も加速していくと考えられています。