今回の内容は、僕自身の受け入れがたいシャドウに向き合ったプロセスを書きました。女性を支えていくという人生のミッションを掲げているにも関わらず、女性を受け入れようとしない無意識下で起きていた傷を、やっと拾うことができました。

これからさらに本気でネクストステージに進みたい女性たちサポートしていきたい僕にとって、大きな気付きと癒やしと感謝のプロセスを晒しました。僕とすでに関わってくださっている方、これから関わりたいと思っている方にとっては、僕の側面が伝わる内容だと思います。

エグいくらい極めてゲスで冷酷な山形竜也

エグいくらい極めてゲスで冷酷な山形竜也

10月下旬。新月から満月に向かう周期の時。いつもと違う現象に動揺し始めていた。Zoomを立ち上げると、クルクルマークでパソコンが固まってしまう。再度起動しても、どうやっても何度もクルクルなっちゃう。仕事が捗らない。また、クレジットカードが「不明なアクセスを検知した」とかで急に使えなくなり再発行したり。細かいことで言えば、コーヒー飲んでる時にマグカップの取っ手が取れてびちゃびちゃになったり、他にもいろいろ変な現象が続いた。

皆既月食で月が満ちた頃、「月の仕業か」と、変な現象も落ち着いてきたと思っていたけど、39℃近い熱発におそわれたかと思いきや翌日には平熱に戻る謎の身体からのサイン。病院に行くも健康保険証を間違えて前のやつをシュレッダーしてたみたいで一旦全額負担したり。。

とにかく噛み合わない。
まだまだ変な現象は続く。

先日MVPコンセプティングのモニターを満を持して募集した。しかし、申し込みがまったく入らない。こんなことはあまりなく、3年以上ぶりに申し込みゼロを経験した。

外側で起きる現象は、内側にある潜在意識の現れ。

きっと僕の内側で何かが起きてるんだ。この現象をこれ以上野放しにはできない。見たり聞いたりする中で内側の体感覚に注意を傾けてみることにした。

僕のファンが・・・

僕のファンが・・・

体感覚を意識していようと決めた翌日。マーケティング仲間のコミュニティに参加した時のこと。メンバーのある一言に体が反応した。その一言とは「僕のファンの〇〇さんが・・・」。ご自分のコミュニティの話をシェアしてる中で「僕のファンの〇〇さんが、先日〜〜ということを経験されてて・・・」と話をされるも、話の内容が全く入ってこないくらい気になった。

そもそも、これまで「僕のファン」なんていう発想が一瞬もよぎったことがない。よくそんなこと言えるなぁこの人は、とさえ思う。

コミュニティのシェア会が終わって一人になった時、何度も

「僕のファン・・・僕のファン・・・僕のファン・・・」

とつぶやいてみる。言えば言うほど、どんどん強烈にザラッとした感覚が湧き上がってくる。

この感覚にさらに入っていく。出てきたのは自分をジャッジしていた言葉。

「おれは愛される人間じゃない」

愛されちゃいけないくらいのジャッジを自分にしていた。なぜ愛されちゃいけないんだろう。しばらくとどまる。・・・うん、記憶が蘇ってきた。女の子たちに酷いことをしてきたからだ。

後悔と罪悪感

後悔と罪悪感

あれは6歳の頃。当時の僕にとって女の子と遊ぶことは、当たり前ですごく楽しかった。しかし、あることがきっかけで、その後一切女の子と遊ばなくなった。

ある日、いつものように女の子とたちとおままごとをしていた。そこに近所の男の子がちが現れて、こう言われた。

「うぇー、お前、男のくせに女と遊びよるとやー。気持ちわりー! 」

この時、男は女の子と遊んじゃいけないんだ、これは気持ちが悪いことでいけないことなんだ、と強烈に恥ずかしい思いをしたことを覚えている。それから一切女の子と遊ばなくなった。というか、女の子を拒絶するようになる。

なぜならば、僕にとって女の子と一緒にいることは恥ずかしいことだから。

僕にも一応モテ期が存在する。中学生の3年間だ。10分休みに他のクラスの女の子たちが教室に来て僕を見に来る。引き出しや下駄箱にはラブレター。学校を歩けば「きゃー山形センパーイ!」と手を振られる。当時の僕にとってはありえないほどの地獄だった。だって、女の子と関わることは恥ずかしいことだから。女の子と関わると気持ち悪がられるから。

女の子たちを近づけないために、今思えば胸が締め付けられるほどのひどいことをやってきた。ある日、告白してくれた女の子がいた。

「山形くん、あのね、山形くんのこと好きです」

その場を早く去りたい僕は、

「は?あっそ。で?もう行っていい?」

とあからさまに不機嫌に言い放っていた。

他にも、もらったバレンタインのチョコを目の前で食べて「まずっ!」とか言ってたし。たくさんの女の子を悲しませたし傷つけてきた。こんなにも酷いことをしてきた僕は、

愛されるに値しない人間だ、愛されちゃいけない人間だ

と、いまだに自分をジャッジしている。このジャッジにへどろのようにへばりついていたのが後悔と罪悪感。

やりたいことをやらなかった時。
やっちゃダメなことをやった時。
その時に人は罪悪感を感じる。

この罪悪感を感じる代償として、メリットを得ていた。僕の場合は、恥ずかしい思いをせずに済んだこと、そして男の子にバカにされずに済んだこと。自分がメリットを得る代償に、女の子たちを傷つけてきた。

そんなことを思うと、さらに後悔と罪悪感が襲ってくる。なんて酷いことをしたんだ。おれは卑劣で外道で、エグいくらい極めてゲスで冷酷な人間だ。

ゲスいおれ、こっちおいで

ゲスいおれ、こっちおいで

苦しい、、苦しいよ。。そんな最悪な人間なんだと思うと、苦しくて苦しくて。。

受け入れたくない、認めたくない。でも僕の中にある嫌な性質。これを心理の世界ではシャドウと言う。

【エグいくらい極めてゲスで冷酷な人間】

受け入れ難いけど、出てきたからには仕方がない。
何度も何度もつぶやいてみる。

おれは、エグいくらい極めてゲスで冷酷な人間だ
おれは、エグいくらい極めてゲスで冷酷な人間だ
おれは、エグいくらい極めてゲスで冷酷な人間だ
.
.
.

目を閉じた真っ暗なところから現れたのは、やっぱり6歳の頃の僕だった。傷ついて悲しんでるたっちゃんだった。

かけたい言葉を伝えてあげる。

びっくりしたね
恥ずかしかったね
驚いたよね
悲しかったね

インナーチャイルドが癒やされると、どこか身体の新しい部分が温かくなってくるのを感じる。それと同時に溢れてくるのが感謝。エグいくらい極めてゲスい冷酷な僕に好意を寄せてくれた女の子たちに対して感謝が溢れてくる。

ありがとう。酷いことしてごめんなさい
こんな僕を好きになってくれて本当にありがとう
どれだけ愛なんだろう
感謝してもしきれない

後悔と罪悪感を感謝に昇華できたことで、ぼくのシャドウを受け入れる覚悟が出てきた。

おれは、エグいくらい極めてゲスで冷酷な人間だ。でも、ユーモアな一面もあるし、優しさもあるし、安心感を与えるエネルギーもあるし・・・

いろんな質の側面を持っているのがおれなんだ。ゲスで冷たいおれ、こっちにおいで。37年間も寂しい思いをさせたね。

僕の中に、ただただ、エグいくらい極めてゲスで冷酷な側面があるだけ。それイコール僕でもない。そうホールドしてみると、なんだか僕自身がさらに味わい深い人間になってきたようにも感じる。

最後に

冒頭の話に戻るけど、PCが壊れたり、申し込みが入らなかったりしたのは、「あり方」がズレてるぞというサインだったように思う。

そりゃそうだ。特にMVPのモニター募集は、女性の方々に「おいで」と言ってるのに、僕の無意識下では「恥ずかしいから来るな」と言ってるんだから。そりゃズレてるし、それが現象として現れるよね。

3年前から心理セラピストから集客コンサルへと仕事をシフトし、当初から意図せずとも、女性のお客様が講座にどんどん入ってきてくださった。これで僕も女性に対する課題は解決したんだ、とさえ思っていた。いやいや、、逆よ。今回の女性に対して抱えていた罪悪感のことを考えると、「女性の課題を克服しなさい」とメッセージを伝えるべく、たくさんの女性の方々が目の前に現れてくださってたんだと思う。そう思うと、これまで「おれは女性の課題は克服した」と思ってた自分が恥ずかしくてたまらない。僕は本当に浅はかな人間だ。

実はこの「浅はかさ」も、僕をザラッとさせ、さらなる探求へと導いてくれるものだった。

続きはまた今度。

最後まで読んでくれてありがとう。

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