ひとり起業家が陥る落とし穴がある。
それは、日々の発信が億劫になってしまい更新が滞ること。
って他人事みたいに言ってるけど、僕がそうなんだよね^^;
発信が億劫になってるときのマインドはこんな感じ
・何を書こうかネタがない
・WordPressめんどくせぇ
・おれの書く記事なんてどうせ誰も読まんやろう
・時間ないし明日でいっか
・だりぃ
どうだろう。怠さが伝わるだろうか。
この状態の僕は、完全に見失てっている。何を見失てっているかというと、ビジョンなんだ。
※ビジョンって、どんな世界を実現させるのか、描いているのかということ
一体どこに向かって日々仕事をやっているのか分からなくなっている状態。
だから目の前の仕事が『作業』になってしまい、ときめかない。
この状態、本当によく発動する。
そうなってしまった時に、よく思い出すのがイソップ寓話「三人のレンガ職人」だ。
ある日旅人が街に入った時、三人の職人がレンガを積んでいる姿が目に入る。
旅人は職人たちに近づき、何をしているのか聞いてみることにした。
まず最初に声をかけたのは、三人の中でも一番辛そうに働いていた職人A。
旅人「何をされているんですか?」
職人A「見りゃわかんだろ、レンガ積んでんだよ」
そりゃそうだろうと思った旅人は、黙々と必死に働く職人Bにも声をかけることにした。
旅人「何をされているんですか?」
職人B「あぁ、教会を作ってるんだよ」
なるほど、まだ教会の姿が見えない状態だったので、答えてもらった旅人はうれしかった。
三人目の、目を輝かせながら作業をしている職人Cが気になり声をかけてみた。
旅人「何をされているんですか?」
職人C「聞いてくれてありがとう!この街の人たちが癒やしとなる場所を作ってるんだ!」
同じ作業をしているはずの三人のレンガのレンガ職人。
同じ質問を投げかけても三者三様の答えが返ってきた。
さて、この「三人のレンガ職人」の話を、僕に当てはめてみるとこうだ。
①辛そうに働く職人A
目の前の作業にしか意識がフォーカスされていない状態。夢も目標も見いだせないレンガ積みは、苦行でしかないだろう。
SNSやブログの投稿が億劫な時の僕は、まさに職人Aなんだ。SNS投稿、ブログの更新しか見えておらず、ネタがないだの、時間がないだの言い訳ばかりしている。
②黙々と働く職人B
職人そのものだ。目の前の作業を『仕事』として取り組んでいる。
ブログの更新は仕事だからと、一日のスケジュールの中にしっかりと『ブログを更新する』とタスク化して取り組む時の僕に近い。
SNSのフォロワーを100人増やそう!ブログのPVをあと50アップさせよう!楽しくないけど仕事だから頑張ろう!
そんなマインドで取り組んでいる時の僕だろう。
③目を輝かせながら働く職人C
この人が作っているものは教会ではなく、もはや街のオアシスなんだろうな。
ここがまさに、ビジョンを見据えて『今ここ』に意識をフォーカスしている状態。
この状態にいるときは、SNSやブログの発信はビジョンの実現には当然のことなので、喜こびながら実践している。与えたくて仕方がなく、気づいた時にはもう更新しちゃっているなんてこともある。
こうやって『三人のレンガ職人』と照らし合わせてみると、僕が今どのレベルで仕事に取り組んでいるかがすぐにわかるってわけ。
じゃ、いつもビジョンを描き続けてたらいいやん!って言われるかもしれないけど、忘れちゃうんだよ。。
プライベートで不安な出来事が起きたり、仕事が予定通りに進まなかったり、売上の進捗が遅れてたりと色々あると、そっちの方に意識が向いちゃって、いつの間にかビジョンを見失っていることなんてしょっちゅうだ。
だからこそ、頭でなんとなくビジョンを描くのではなく、やっぱり『見える化』することがいいんだよね。ノートに書いたり、PCやスマホの壁紙にしたりね。
それくらいの工夫は出来そうだし、実際にやったこともある。
それでもビジョンを見失うんだ。
そこで、ブログなんだと思っている。
ブログを通して、
・なぜこの仕事をしているのか(ミッション)
・どんな未来を描いているのか(ビジョン)
・そのためにどんな在り方でいるのか(パッション)
これらを公表していくことが、一番いいんじゃないかと思っている。
それに共感してくれる人たちと繋がって循環し、お互いが豊かになっていく。
こうすればいつも大切なことを見失わずに、さらには自分のことがしっかりと伝わることになる。
そして、「僕は今ズレていないか」「本当にこれがやりたいのか」と、態度や姿勢をチェックすることもできる。
この記事を書くことだって、未だにSNSやブログなどの発信がブレてしまう僕自身を、少し時間をとって見つめ直す良い機会になった。