大切にしていることがある。

与える・受け取るの循環。

ビジネスだけじゃなく、人生においても大切にしている。

与えたことが、人の役に立って喜ばれる。

たとえば、

①与える ⇒ ②受け取ってもらう ⇒ ③感謝される ⇒ ④感謝を受け入れる
⇒ ⑤さらに質が良いものを与える ⇒ (繰り返し)

こんなエネルギーの循環が、『宇宙の拡大成長』だと思っている。

ところが、④に着目してほしい。

【感謝を受け入れる】ところ。

お客様から、

「あなたのおかげで変わることができました」
「あなたと出会ってなかったらどうなっていたか」
「本当に素晴らしい企画に出会えて感謝してます」

と言われても、

「いえいえ、大したことないですよ」
「まぁ、仕事なんで」
「いやー、そんなことないですよ」

と、なかなか受け入れることができなかった。

これ、何が起きているかというと、

①与える ⇒ ②受け取ってもらう ⇒ ③感謝される

と、エネルギーが一方通行になっている。

この時のボクは、頑張れば頑張るほど消耗しきっていった。

与えることが好きで喜びを感じることができるならば、それでいい。

でも、本当のボクは相手からの承認や喜びを欲しがっていたんだ。

だから消耗していった。

「じゃ、受け入れたらいいじゃん」

て思うだろうけど、それができなかった。

人から褒められると、居心地が悪くなる。でもこれって謙虚だからじゃないと思ってる。

そもそも、自分のことを『価値がない人間だ』と無意識で定義しちゃってるもんだから、褒められたり感謝されたりしても、受け入れられないんだよね。

それに、子どもの頃の記憶が大きく影響を受けている。

3〜4才くらいだったかな。

母が運転する自転車の後ろに乗ってて、

近所のママ友とばったり会って、しばらく母と友達が立ち話していた。

ママ友がボクに話しかける。

「あら〜、おとなしくて可愛らしいこと」

すると母が

「いえいえ、家ではまったく言うこと聞かなくて、ダメな子なんですよー」

って。

こういうことが何回かあって、とても悲しかったことを覚えている。

このことで別のビリーフがいくつか芽生えるんだけど、それは置いといて。

母とママ友とのやり取りの中で、人からの褒め言葉を受け入れちゃダメなんだってことと、自分に価値がないとか、生きてこなきゃよかったなどのビリーフがさらに大きくなっていったんだろうな。

その後の学校での関係性においても、自分で自分の良いところをあまり言うもんじゃないってことを学んできた。

自分で自分を褒めると、調子に乗ってる人とか、うぬぼれているとかって思われてしまう。

そうやって、自分で自分を褒めることも許さないし、人から褒められることも許さない人間になっていった気がする。

そんなボクが、どうやって受け入れられるようになってきたか。

一番は、心の学びの心友たちのおかげだった。

みんな心の仕組みを知ってるから、受け入れていないことに敏感なんだ。

心友「とっても良かったよー!最高じゃん!」

ボク「いやいや、大したことないよ」

心友「そう?受け入れてもいいんだよ」

と、優しく諭し続けてくれた。

そうやって、受け入れてない自分に気づきはじめたことが、変われた一番のきかっけだったなぁ。

それに、褒めてくれた相手に対して「大したことない」と言うのは、「あなた、間違ってること言ってますよ」と言ってることと同じことなんだよね。

失礼極まりないわ(笑)

人から感謝された時、人から褒められた時に、それを受け入れるって些細なことなんだろうけど、でも、とっても大切なことなんだ。

それだけで、エネルギーが循環し始める。滞っていた”何か”がスッと流れ始める。

受け入れられないことに気づいたら、「ありがとう」と素直に受け入れてみよう。

何も「そう!そのとおり!わたしは感謝されるべき人なんです」って言うことはなく、ただ「ありがとう」と受け入れてみよう。

何か詰まっていたものが、スッと流れ始めることを感じるかもしれないよ。

そのベイビーステップができれば、今度は、『自分が自分を承認したり褒めてあげる』こと。

このあたりは、また今度!

最後まで読んでくれてありがとう。