今回は、カウンセラーをはじめ、ひとり起業家は、「人と比べる」ことでネガティブに陥る罠にハマり足が止まりがちです。これをいかに乗り越えるかについて「うさぎとかめ」から学んでいきます。ハッとした気づきを得ていただけるとうれしいです。

「あの人は成功してていいなぁ。あの人はたくさん発信してて影響力もあっていいなぁ。でもわたしはまったく影響力もないし発信しても誰も見ないし。。」

「発信するのが苦手。批判・誹謗中傷される・反対意見を言われるのが怖いから」。こんな感じで人のことばかり意識して比べてしまって自分のことが捗らない。どうすればいいんだろう。

このような疑問に答えていきます。

★この記事の内容

・他人と比べることが、どれだけ無駄なことがが学べます
・大切にしていることにフォーカスすることに気づくことでエネルギーが湧いてきます

今は「人と比べる」ことを乗り越え、外界の出来事に一喜一憂せずに淡々と進めています。しかし、かつて一時期は人と比べることでしか生きられない人間でした。「うわぎとかめ」から学ぶ教訓がわかりやすいので紹介します。

あなたが、もっと自分の才能や資質を見出して、そのエネルギーを社会の役に立てていきたいならば、最後までお読みください。

人と比べない!を「うさぎとかめ」から学ぶ

人と比べない!を「うさぎとかめ」から学ぶ

人と比べない!を「うさぎとかめ」から学ぼうというテーマです。
童話「うさぎとかめ」を知ってますか?おそらくほとんどの人が知っていることでしょう。
「人と比べない」なんていう教訓の話だったっけ?と思われるかもしれません。そう思うあなたは間違っていません。たしかにそのような教訓のお話だからです。
ではなぜ、童話「うさぎとかめ」が人と比べないという教訓が学べるのでしょうか?その点もあわせて紹介します。

「うさぎとかめ」とは

「うさぎとかめ」を忘れた方のために、おおまかなあらすじをおさらいしておきましょう。

ザックリなあらすじ
①足が早かったうさぎは、いつも仲間とかけっこをするのが大好きだった
②うさぎは、足が遅いかめをあざ笑う。かめはうさぎをかけっこに誘う
③うさぎは「負けるわけない」とたかをくくり、途中、木陰で昼寝をする
④かめはうさぎが寝ている間にゴール。

思い出しました?

このお話の一般的な教訓は、「自分の力を過大評価しないこと!」だと言われています。「油断大敵」と捉えることもできますね。あなたも、このような教訓の話だったと記憶していることでしょう。

子供の頃、この教えから「なまけずにコツコツやることが大切」だと学び、部活に取り組んでいた記憶があります。(ブラスバンド部でした)

教訓として、これはこれで良いですよね。ただ、わたしが捉えているもうひとつの解釈について紹介させてください。

うさぎは「かめ」を、かめは「ゴール」を見ていた

何を見ているか。意識をフォーカスしているか、に着目して欲しいのです。

うさぎは、「のろまなかめに負けっこない」と、かめを見ていました。

かめは、のろいことを自覚していて、自分ができることをただやりました。ゴールにたどり着くことです。

つまり、こういうことです。

うさぎ = かめを見ていた
かめ = ゴールを見ていた

うさぎだった頃

6年ほど前の話です。ブログで発信している人たちに憧れていました。自分の主張や、出来事をブログで発信している人たちに憧れていたのです。

しかし、思うのはいつもこうです。

「あの人が書いているような記事を書きたいけど、あんなに素晴らしい文章なんて書けない」「心のことを書きたけど、あの人みたいに素晴らしく、共感できる記事なんて書けない」「〇〇について書きたけど、他の人が書いた文章の方が立派だし、ぼくが書いても意味がない」

そんなことばかり思っているものだから、いっこうにブログが書けません。ブログ書くぞ!と決めて5ヶ月くらいたってもまだ書けませんでした。

これ、何が起きているかわかりますか?ブログを発信している人に憧れるばかりに、その人たちと自分を比べていたんです。見ていたのは「憧れの人」です。他人です。

スキルも知識も何もかも、自分の何倍もすごい人を勝手に比べる対象にして、勝手に落ち込んでいました。今となっては笑い事ですが、当時の自分からすると、それを当たり前のように一生懸命に比べることをやっていたのです。

かめになってから

その頃、ある本を読んでいたときのこと。プログラミングについての本だったのですが、プログラマーが3年くらいプロとして活動した頃、ある決まった3つのミスをすることが指摘してありました。そのミスがなぜ起きるかというと、自分のスキルを過信し油断してしまうことから起きることが指摘してあったのです。それを「うさぎとかめ」の話で例えてありました。

その時にハッと気づいたのです。うさぎは「かめ」を見て、かめは「ゴール」を見てたんだな、って。その本が読者に与えたかった気づきとは意図していなかった気づきだったかもしれません。

そしてすぐに気づきます。ブログを書けない自分は何を見ていたか。また何を見てブログは書いていくものか。

ブログで発信することにおいて、何を見るべきか。それは、未来の読者だったのです。たとえはよくないかもしれませんが、浮き輪を投げ続けることが何よりも大切だと思っています。当時カウンセラーとして活動していこうという時期でもあったので、悩み苦しんでいる人たちに浮き輪を投げる必要があります。自分がブログを発信しないことは、溺れている人をただ上から眺めることになります。「こころのことで役に立ちたい」と言いながら、ブログを発信しないという残酷なことをしていたのです。

自分にとって見るべきは、「憧れの人」ではなく同業他社でもなく、「悩み苦しんでいる人」だったのです。ビジネスでいう「見込み客」です。

それからというもの、毎日ブログを更新するようになりました。他の誰かが何をブログに書いていても気にならなくなりました。今日も悩み苦しんでいる人に浮き輪を投げ続けることに夢中になっていました。

もともと、発信することが怖い人間でした。間違ったことを書いていたらどうしよう。炎上したらどうしよう。反対意見を言われたらどうしよう。こんなことばかり脳内ひとりごとが繰り広げられていました。そんな経験もないくせに、勝手にそんなことが起きたことを仮定して意識をフォーカスしていました。その頃見ていたのは、「架空の反逆者」です。しかし、もうそこにフォーカスしなくなったため、考えもしなくなりました。

もちろん、エネルギーがしっかりと乗っているため、想像していたよりも早くからブログ経由で申し込みが入るようになりました。

わたしが解釈する「うさぎとかめ」の話の教訓はこうです。

他人と比べても成長しない。自分が大切にしていることにフォーカスしよう!

まとめ

では、最後にまとめます。

童話「うさぎとかめ」の一般的な教訓は、自分の力を過大評価しないこと!
これからの新しい教訓は、他人と比べても成長しない。自分が大切にしていることにフォーカスすること!

あなたがもし、前に進みたくても進めないような、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状態ならば、「何を見ているか/何にフォーカスしているか」を眺めてみてください。そのことに気づいたならば、あなたが大切にしたいことは何かをハッキリとさせて、あとはただひたすらにそれを見ながら進んでください。

あなたのことを応援しています。